こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ギリギリのUTMF

どうせ一ヶ月前とかにならないと教えてくれないんじゃないの〜と思っていたUTMF/STYの関門時間が意外と早く、先日発表されました↓
これまでとは後半のコースが大きく変わったけど、関門時間も変わりました。
2015 こどもの国90K 22時間20分
2016 こどもの国99K 22時間20分
というキビシーイ関門だったのが
2018 勝山94K 24時間50分に!
ちなみにわたしは2014年のSTYこどもの国から河口湖94Kに22時間40分かかりました。なので2015年、2016年がいかに関門が厳しかったかわかると思います。それが今年は緩くなってる!!
最初みたときはやったーと思いました。勝山までは行ける!と。
でも高低図を見てわかるように後半がかなり山のアップダウンあります。この緩い関門時間ギリギリだと絶対間に合わない・・・。UTMFのサイトにも『関門時刻は完走の目安時刻ではありません』と注意書きが←こんなん今までなかったですよね
あとドロップバッグが94キロ地点の勝山ではなく、77キロ地点の精進湖民宿村です。これも気分的に後半は長いぞーと思わせてくれそう。
あとはA1富士宮からA2麓までが28Kと長い。2014年のSTYではこの区間は19Kでした。そこを6時間40分かかりました。2015年のUTMFは逆回りですがこの区間は23K(実際はコース変更でもっと距離が伸びた)で8時間かかってしまい、ご存知のように大量リタイアとなった富士宮で終了。今年は熊森山からの下りに林道を使うようですがなにしろ28キロ。しかも単純な下りじゃなくて高低図みるとギザギザしてる。A1~A2間はかなり時間かかりそうです。

新コースとなった部分は未知の部分なので置いておいて、これまでのデータのあるA8二十曲峠〜A9富士吉田〜Finishについて今年と同じまわり方の2013年と2015年の最後尾から4~5名のタイムを調べてみました。男子のタイムはわたしには参考にならないので女子のタイムです。
するとおもしろいことがわかりました。
A8~A9は2013年と2015年は同じコースのはずなのに
2013年 4時間半〜5時間
2015年 5時間15分〜6時間20分
と大きく2015年が遅れをとっています。2015年は女子の完走率は39.9%で選ばれし精鋭の女子のはずなのに。
答えは簡単です。
2013年はA8は127.6キロ地点、2015年は141.7キロ地点だったから。
二十曲峠から杓子山への険しい道のり。そこを140キロ以上走ってきた足で向かうって・・・・考えただけで恐ろしい。今年は二十曲峠は141キロ地点・・・どんな地獄が待っていることやら
2015年最後尾付近の女子選手らは二十曲からゴールまでは10時間ほどかかっています。ほんとにあの富士宮での厳しい関門を突破した強い速い女子たちでも10時間・・・
それを考えると二十曲峠の関門時間はスタートから38時間で残り8時間でゴールまで行けるわけない。まさしく『関門時刻は完走の目安時刻ではありません』です。

これまでの2回の挑戦、2015年2016年とも前半の関門が厳しかったために後半のことなどほとんど考えることをしませんでした。とにかく前半の突破のことだけ考えてた。そしてその前半は突破できないまま3回目の挑戦を迎えます。
二度あることは三度あるのか、それとも三度目の正直になるのか。

それは神のみそ汁。
夜な夜なコースマップ見ては楽しんでいます。コースマップつまみに何杯でも呑める