こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ハセツネ完走レポ・もうちょっとだけ

レースから一週間。もうほとんどつらかったことは忘れてしまった。
全て美しい思い出に変わってしまった。
いろんな人のレポを目にした。どれもすばらしくて小説のよう。
それぞれにドラマがあり、それぞれが自分だけの苦しい時間を過ごしたハセツネ。

はるか先頭の方では熾烈な戦いがあった。
年々レベルがあがって高速化しているという。
そんな人々の3倍ほどの時間をかけてゴールする我ら制限時間いっぱい使うぞの部。
たくさんの水と食糧を持ち、大きなザック。ストックは必須アイテム。
ゴミ袋を手にゴミを拾いながらゴールした人もいたときく。(実際、ゴミの多さが目立った。それだけ前方の方々には余裕がないということか?)

暗い時間にゴールする人たちの知らない世界、夜が明けて、陽が昇るのを全部体験できる後方ランナー。
そう、ハセツネは「24時間山岳耐久レース」なのだ。どこにも「トレイルランニング」の文字はない。
"走る"必要はないレースって実はそう多くはない。
タイツに短パンではなく、トレッキングパンツの方々もたまにお見かけした。
歩きがほんとに速い。
うっとりするようなノルディックポールさばきの方もいた。
これからも幅広くいろんな人が参加できる、懐の深いツネオでいて欲しいな。

そして最後にみんなに読んでほしいすてきなレポを紹介します。
大会レコードで優勝したダコタ・ジョーンズ選手のレポ→
山をまっすぐに登ってはまっすぐに下ることを繰り返し、フィニッシュしたタイムはさほど重要ではないって書いている。それじゃ、わたしたちとおんなじじゃないの?!
この時間をたくさんの誰かと共有できたこと、うれしく思います。

レース中、ポッケに忍ばせていたタイムテーブル。汗でシワシワで取り出して見るということもほとんどなく・・。
後半は全く予定通りにはいかない失敗レースでした!!

おしまい。