こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

木型の違い

先日、紹介してたこのクツですがやっぱり自分用におろしました。
初日から靴擦れすることもなく、快適、快適

で、同じデザインで別の木型のクツも履いてると言ってましたがそれがこちらです。
ね。ほとんどデザイン同じ。でも木型は違うんです。
右のは22.5センチ、左のは23センチの木型使ってます。
右の木型の23センチはわたしには大き過ぎ、左の木型の22.5センチは小さ過ぎる・・・そんな感じです。
底材も違うので履き心地も違います。どっちが良いとか悪いとかいうのではなく、違うということです。

ここがクツの悩ましいところ。
だから本当は何足もつくって自分に合うというのをみつけるのが一番。最初の一足でピタッと決めるのは至難の業じゃないかと思います。(と言ってはいけないが)
リピーターのお客さまが増えてくると靴つくりもおもしろくなってきます。
前のはこうだったから、次はこうしよう・・って一緒に考えてつくれます。

今回の展示会でのオーダーは、新規のお客さまもいらっしゃいましたが、リピーターの方が多かったのでつくりあげてゆくのが本当に楽しみ。また作業漬けの日々が続きますがフワフワと宙に浮いているようなつかみどころのないクツというものを、ガシッとつかまえられそうなそんな予感がしています。

予感だけじゃダメなんですけどね。