こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

もちろん覚えています

ご無沙汰しているお客さまからのメールが届く。
「覚えていらっしゃいますか?」と始まるそのメールは新しいクツのご依頼だった。以前つくったものと同じものが欲しいとのことである。

もちろん、覚えてます!



お客さまファイルのその方のページを開けばクツと木型の写真、足型、使用した革、制作メモ、お渡しした時の様子のメモなどその方に関するものがぎっしり詰まっている。

よみがえる記憶。

なんてアナログな記録法。
お客さま情報は一切パソコンには入っていない。

そしてことクツに関する限りは記憶力に自信のあるこびとくだったが、お客さまが増えるにつれだんだん脳内の限界に達したようで最近はちょっと自信がなくなってきた。新しい記憶と遠い過去の記憶は別々の引き出しにしまわれているといわれるように、ずっと昔のことはよく覚えているのにここ数年のことは少々あやふやなときがある。特に顔と名前が一致せず・・・。クツとお顔、もしくはクツとお名前は一致するのであるが。




Women16冊目、Men5冊目あわせて21冊にもなるんですもん。