こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

縫ってから切る

クツの場合、通常は裁断してから表革を縫い、裏革を張り合わせて縫うという手順をとる。
だけどコモノを作っているときに表と裏を張り合わせ、縫ってから裁断した方がきれいにできることがあると気が付いた。そう言えば革ヒモをつくるときもそうだ。芯を入れて折ってから縫い、必要な幅に裁断する。
何でもないことのようだけど順序を入れ替えるというのは結構、目からウロコな感じ。

しかも包丁ではなくてハサミの方が上手くゆく場合もあり。
製甲職人さんに怒られそうだけど・・・。
今、作っているルームシューズもこのアイデアに乗っ取り、縫ってからハサミで裁断。もはや靴職人とは到底呼べない状況のこびとくなのである。

で、これも縫ってからチョキチョキ。
なんかバレバレだったにゃんことお魚キーホルダー。小鳥とクローバーの別バージョンです。
こういうちょっとニッコリできそうなコモノが身近にあるのはいいものです。革製だと安っぽい感じがしなくていいナと思います。好みの色を選ぶのも楽しいです。横浜赤レンガ倉庫で買えます。

今日、アトリエkikaさんに行ったらクリスマスフェアに何か出してもらえないかと言われたのでクリスマスカラーのバージョンも仕込み中。
お楽しみに。