こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ガテンな女たちのその後

掲載されましたー。巻頭記事です。就職情報誌ガテンに掲載されたのは10年前のこと。『ガテンな女たち』という連載コーナーでした。毎回、ガテンな女=ブルーカラーの仕事をする女性をとりあげ続け、なんと400回突破!それを記念して今回は今まで登場した人のその後を追跡取材したのです。再登場したのは8名。その中のひとりにこびとくも入れてもらえたのでした。同じ雑誌に追跡取材してもらうことなど滅多にないのでうれしいことでした。

たくさん登場したガテンな女たちのその後は意外と続けている人が少なかったということでした。女性なら結婚や出産で仕事を離れることも多いし、この不景気では商売もなかなか・・・。連絡もとれなくなった人も多かったとききます。
記事を書いてくださった丸山さんは『よりたくましくなった彼女たちが教えてくれたのは仕事を続けることの大切さ』と感想を書かれていますが、10年以上400回を越える記事を書き続けていた丸山さんとカメラマン栗原さんのコンビに久しぶりに再会して、逆にわたしは丸山さんらに続けることについて考えさせられたなぁと思うのです。恥ずかしいくらいに10年前から成長していない自分。でもなんとか続いていたということ。しかも10年前に一緒に写真に写っていたゆっきんさんもまだ健在という事実・・・。
自分は変わっていないと思っていてもガテンな女をとりまく状況は変化しているようです。今やトラックドライバーも土木建築の現場も造園業も、どんな業種にも女性がいっぱいです。つとまるわけがないと敬遠されていた採用も最近では何の抵抗もない場合も多いようです。女性の方がいいという経営者だっているくらいの昨今です。
それもみんなが頑張っていろんな扉を開けてくれたから。

これからはきっとガテンな「女」なんて女を特別つけなくても良い時代なのだとそう思います。

ところでこんなに大きく掲載していただいたのはいいのですが、ガテンを買って読む人は仕事探している人。(しかもどっちかというと肉体労働系の)つまり靴のオーダーの依頼は来ないんだろうなぁ・・・。