こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

独立の年

先日、某雑誌の取材を受けたときのこと。必ずきかれる、独立した年は?とか工房開設して何年?とかいう質問について。

あんまりよくきかれる質問なので一覧表にしたことがあり、かなり詳細に即答できるこびとく。
モゲワークショップの扉を叩いたのが89年10月。初めてのクツができあがったのが89年12月。
ワーカーズに転入したのが90年5月。この辺りがクツつくりとの出会いといったところ。

東京から居を移し、鎌倉での生活がはじまったのが92年1月。工房というより仕事部屋をもてたという感じだ。
個展形式で受注をとるというスタイルを始めたのが94年11月。
修理屋さんでのバイトをやめて注文靴だけでやってゆこうと決めたのが95年4月。
そして8年程通った横浜の親方のところを卒業したのが2002年5月。

さて、どこが独立した年なのか?
それはわたしにもよくわからない。
今でも独立しているとは言えないかもしれないし。お店もってるわけじゃないし。

手しごとってそういうものではないと思うんだよね。ここからが独立〜なんてことはない。だいたい独立って何だろう?何から『独立』するのか?
と考えていても仕方がないので、東京のワンルームで散らかして作業やってると寝る場所なくなって寝袋で寝ていた日々から2Kの一軒家に越して道具を散らかしたままでも眠れる部屋を持てたあのときを工房はじめとしました。こびとく若干26歳。(若かった〜)

『自分の工房をもって15年』そんなタイトルで明日発売の『ガテン』に載ります。


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