こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

一瞬の風になれ

佐藤多佳子さんの話題の陸上青春小説『一瞬の風になれ』全3巻を読み終えた。本当は一気に読みたかったのにまとまった読書時間をあまりとれなくてかなりの日にちをかけて読んだ。以前、このブログでこの本を勧められたということを書いたら、ブログみてくれてる友人が貸してくれたのだ。ブログってほんとありがたい。読書家の友人もほんとにありがたい。
高校の陸上部でのお話なのだが、学生時代に何かを一生懸命やっていた人なら誰もがこの本を読んでその頃の自分を懐かしく思い出すと思う。
陸上部内ではレンアイは禁止と決められているのだけど、「恋がしたい!」と熱望する男子高校生!もちろん女子も!ああ・・なんて青春なんでしょう。いいな〜、ウラヤマシイ〜。
そして走りたい気持ちが伝染する。レースは一期一会だし、タイムは自分だけのもの。これってすごく良くわかる。こびとくが走っているのは健康のためで、楽しく走れればそれで良くてきついトレーニングとかとんでもないと思っている。だけどやっぱりレースに出場すると少しでも速く走りたくなる。昔、CMで『市民ランナーの走る理由・・・自己ベストの更新』というのがあったがまさにそれで自分のタイムを縮めたいという想いはかなりのエネルギー源なんだと思う。

湘南マラソンで自己ベスト出したいな。4月がきたらお誕生日があってひとつ歳をとる。だから今の歳のタイムは今だけのもの。今この一瞬を大切にしなきゃね。
そんなことを教えてくれた本でした。

ところでずっと大根メニューが続いています。あと1/3本!と思っていたら昨日届いたらでぃっしゅの箱の中に立派な葉付きの大根が。ガーンまたふりだしに戻っちゃった。
昨夜は棒状に切った大根と青しそとカイワレを生ハムで巻いてオリーブオイルを少しかけてマスタードを添えればワインのおつまみ風に…とやってみたらおいしかった。どうぞお試しを。