こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

コードバン

これ、コードバンである。コードバンとは馬のお尻の革で繊維が著しく緻密で丈夫な革とされている。この革を使っての製甲を頼まれた。コードバンを切ったり、縫ったりするのははじめてである。大きさは20デシくらいだ。なるほど硬い。丈夫そう。素晴らしい光沢が得られるということでこのようにピカピカした仕上げのものがほとんどのようだ。ランドセルに使われる革といえばイメージしやすいかな。
包丁で漉いてみるとなるほど緻密である。そして硬いと思っていたがそれぞれのパーツに裁断してみると柔軟性はある。伸びないけど柔軟性はあるということか。靴になったときを想像するときっと履きジワのところが割れて銀面が浮いたりというようなことがないのだろうなと思った。しかし、これをつり込むのは相当たいへんそうだ。
きくところによるとつり込み代に切り込みをいれながらまとめていくそうだ。これは靴教室の生徒さん用で靴つくり5足目くらいの人がどうしてもコードバンでやりたいということで持ち込んだ革なんだそうだ。
でもなぁ、ちょっと背伸びしすぎではないだろうか?上手く靴に仕上がるといいけど・・・。
今日おしでさらに詳しく。

週末は病院や薬にお世話になってしまった。引き始めの風邪と花粉症がミックスされて、弱点の目にもきてしまったりで眼科に駆け込んだり、マンモグラフ検診を受けたり。なんか弱っている自分を感じましたがそれでも10キロは走ったゼ!とにかく臥せっている場合ではないので、風邪薬飲んで本日も休日返上なのでした。皆さんも風邪には気をつけてくださいね。