こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

伊東オレンジビーチマラソン

走って来ました!伊東オレンジ、10キロ。
またいつものようにレース後に一泊したのでご報告が遅れましたがレポしたいと思います。

当日朝は5時起き。(といってもいつもどおり)
豆もち一個と桜もち一個の朝食。会場に向かう車中でサンドイッチ。
受付をすませたら、観光会館の椅子に座って開会式を待つ。今年一番といっても良いような冷え込んだ朝でしたが、このレースの良いのは待機場所が観光会館ということ。室内の暖かいところで待てるというのはとてもありがたい。ホールの座り心地の良い場所に陣取り、うたた寝もできる。ここでアミノバイタルゼリーを注入。寒いせいかお腹が空いていて、予備に買っておいたおにぎりも食べてしまおうかと思ったが10キロ走るのにそれは食べ過ぎかと思い直し、レース後に食べることに。
そして9時10分より開会式。今年も箱根駅伝で活躍した駒大の3選手がゲストランナー。
三人の紹介が終わったところで、開会式を抜け出しました。
とにかく気合いの入っていた今回のレース。寒いので十分にウォームアップをしようと思ったからです。こちらの突堤で皆さんすでにアップしています。わたしも急いで支度をすませ、ストレッチ&ゆるラン。寒かったけど日射しがあるところでは案外暖かく、ウインドブレーカーと手袋はすぐに不要になる。
良かった、晴れて・・・と思ったのですが、実はこれが甘かった。
スタート前の整列の段になると冷たい風がピューピュー。せっかく温まった体を一瞬にして冷やします。スタートラインにつく前の待機場所は建物の日陰。毎年、ここは寒いのですが今年は格別でした。凍え死ぬよ〜
ガタガタ震えているうちにスタートの時間。
はい!やっぱり今年もバタバタ、グダグダスタートでした。でも昨年のようなロスはなく、なんとかまともにスタートできた!!
行くぜ!49分切りっと走り出しました。本来なら前半は抑えめにして後半でスピードアップするというのがマラソンのセオリーだとは思うのだけど、わたしにとって49分を切るということはそんな簡単なことではありません。前半も積極的に行くというのが今回のわたしの作戦。前半抑えめにしたところで体力、精神力のないわたしはそんなに後半頑張れないのが常なので、ならば一か八か前半からいってみようと思ったわけ。
2キロの表示のところで時計をみたら9分12秒!!これまでにないハイペースです。大丈夫か?と一瞬不安になったけどそんなにきついと感じていなかった。もしかして今日、絶好調〜?と自問自答してみる。
実は、心拍計をうっかり忘れてきてしまっていて、タイムはわかるが心拍数がわからない状態で走ってました。でもそれがケガの功名と言いますか、知らぬが仏と言いますか、心拍数が全くわからないので自分でも無理をしているのかしてないのがわからない状況。昨年は心拍計を使い始めて間もなかったので190とか見たことない数字みてはわたし、死ぬのかな?とちょっとビビってましたもん。
とりあえず、絶好調と思うことにして第一折り返し。しかし、途端に向かい風の強風。キャップが飛んで行きそう〜
気になるのでキャップは脱いで手に持って走る。でも邪魔でもう一度被ってみたり、前後逆にしてみたり・・・。しかし、結局持って走ることに。こんな風は初めてだー。
第二折り返しまではなが〜い直線。キロ表示は6キロ地点までありません。一体どんなペースで走っているのか全然わからな〜い。でも、かなり前の人は抜いてる気がする。あんまり抜かれてないと思う。今日もしかしていける???
そして6キロの表示のところで時計を見たら30分3秒。ここで30分を切ってれば絶対いけると思ったのに残念ながらキロ5分ペースに落ちているorz・・・。残り4キロで果たして挽回できるのか?
その先で第二折り返し。残り3.2…(小数点以下忘れました)キロと書いてある。あともう少しのガマン。しかし、ここからが長くつらい旅なのだ。記憶によると残り2キロ、残り1キロの表示があったように思ったのだがどちらもみつからない。
ん〜、あと何キロよ〜と朦朧と走っていたところで年上女性とオジサマコンビに抜かれた。年上女性の激走りを見て目覚めたわたし。"時計ではなくて背中を見て走る"これは瀬古さんが箱根駅伝のときに言っていた言葉。駅伝ではラップとかではなくとにかく前の背中を追って走ることでありえない差を縮めたりするそう。とにかくあの背中についていけるところまでと頑張りました。そのうちオジサマが「あと何キロ〜」と悲壮な叫びをされたので「表示無いですね〜多分〜1キロくらい〜」と答えたら、並走していた年上女性も「多分、そう〜」と答えてくれました。そしたらオジサマは「ラストスパ〜トぉ〜」と言いながらググーッとスピードアップして離れてゆきました。必死でそれを追いかけるわたし。年上女性は後方に・・・。オジサマにはついてゆけなかったけどなんかスピードあがったかも〜と元気が出て、あともうちょっと!!とさらなる必死。よくわからないけどこれまでよりもタイムはいいみたいだし・・・。このあとはもう時計は気にしない!!と時計を見ることはやめラストスパートへ。
が、1キロ未満になってからがこれまた遠いんですよね。最後の最後に観光会館をグルーッとまわるところが毎回長くてきついのですが、今回は特にきつかった。最後のコーナーでかなりのダメ状態に。余力が・・・・残っていない・・・。最後のチカラを振り絞ってのゴール!!
一瞬の間ののち、時計を止める。さて、タイムは・・・・?

わたしの腕時計には・・・49.019と表示されていた。
いや〜ん、49分切れてな〜い!!!でも時計は自分の手動だし、ゴールしてから間があったから、切ってるかも!と完走証がプリントされるのをドキドキしながら待つ。
カタカタカタ・・とプリンターから吐き出された完走証をのぞき込むと・・・・

49分0秒

としっかり書いてありました。
なんであと1秒くらい速く走れなかったのか〜。もう時計は見ない!じゃなくてゴール前に時計チェックしろよ!って話ですが・・・。
でも、ともかく自己ベストには違いない。
悔しいけどウレシ〜イ

49分切りは次回の宿題ですねっ。
毎度のことながら長文レポにおつきあいいただきありがとうございました!


レース後はやっとビール解禁
お魚のフライ4種盛り定食。ガッツリいただきましたー