こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

岩戸山から十国峠

野鳥の会メンバーさんと岩戸山〜日金山〜十国峠〜石仏の道を歩きました。

昨年も同時期に歩いています。

kobitoku.hatenablog.com

熱海駅からバスに乗って登山口まで標高をかなり稼ぎます。

スタート地点は標高400mくらいなので岩戸山734mまで300mほどの登り。

十国峠は標高771m。前回も思ったけれど緩やかな上りでかなりトレラン向きな気がします。

この表示が出てきたら岩戸山山頂までもうすぐ。やっと山登りぽくなります。

意外と狭い山頂にはテーブルとベンチ。その先は日金山東光寺まで割となだらかな道。

時節柄なのかなんなのか、今回も鳥の出現は少なめなので主に植物の観察になります。

ホトトギスをみつけ、ヤマホトトギスとヤマジノホトトギスがあるんですよねーという会話をするも違いがわからない。(画像はたぶんホトトギス

白い野菊系も相変わらずわからなくって「シロヤマギク」と教わったのを「ヒラヤマギク」と聞き違え、初めて聞いた名前だな・・と。

ハコネクサアジサイは初めて見た。気になって調べたみたらマニアックな話に→ 

あとは日金山に向かう途中で今回もヤマナシの実がゴロゴロ。食べてもおいしくないとのことだけどかじっているメンバーさんも。(吐き出してましたw)

お彼岸にお参りすると会いたい故人と似た人に出会えるという言い伝えがある東光寺を過ぎて十国峠に向かう途中は大掛かりな工事中でした。

以前ドッグランがあった所?

デッキ付きのトレーラーハウスがたくさん設置されていました。

キャンプ場になるのかな?

ロケーション、アクセスも良くていいなと思うけれどお高そうです。

付近には実朝くんの歌碑もあります。

『箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波のよるみゆ』

十国峠も展望台ができたり、表示が新しくなったりしていました。

カフェもこの八月にオープンしたようです。

伊豆、駿河遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房の十国が見渡せるからの十国峠。『鎌倉殿の13人』でもおなじみの地名で昨年来たときよりも親しみを覚えます。

 

昼食後は笹の広場まで戻って、秋の野の花の咲く石仏の道へ。

この日、ちょうど草刈りが始まっていてお花がみんな刈られてしまうので、急いで草刈り作業のおじさんの前に進んで刈られる直前の花たちを楽しみました。

オミナエシヒヨドリバナ

ソナレマツムシソウ。ソナレというのは「磯馴れ」という意味らしい。ここのは山のマツムシソウではなく海のマツムシソウ

白い可憐なイズコゴメグサ。コゴメグサの頭に伊豆の名がつく。

他にはタチフウロ、ソバナ、ツリガネニンジン、タムラソウ、ワレモコウなど。

ウメバチソウは蕾。

 

〇〇丁目の石仏、前回は途中で舗装路に出てしまったけど今回は薮になった石仏の道も突き進み、一桁台の石仏まで。

おかげで最後にナンバンギセルの群生を見られました。

 

鳥は双眼鏡に納められたのはヤマガラくらい。

あとはトビやハシブトガラスは肉眼で。

ソウシチョウとガビチョウの声の違いは確認できたのでヨシ。(これで今年見聞きした鳥119種)

一番の収穫はヤマドリの羽根。声も姿も見たことはないけれど、確かにその場所にいた証。

地面にいることが多い鳥だからか意外と羽根は拾える気がする。

 

おまけ。

ベテランさんに海へは夜明けの時間に行かないとダメよ、と教わって今朝は夜明けの時間に海へ。

ミユビシギ30羽ほどいました。

ミユビシギはまぁまぁ人がいても気にしないけど他のシギチは犬の散歩があるといなくなっちゃうそう。6時台では遅いということを学びました。

ランニングでもなんでもそうだけど同好の人との会話の中でひとりではなかなか辿り着けない所への近道をみつけられるな。