





滝はどうでもよくて水辺の鳥や冬鳥が見られたらいいな〜と。
思いの外、苔むした原生林に驚いた。

鳥は声すらしない・・・

後頭部に赤色がないから♀なのかな。
で、気がつくとカラ類の混群に囲まれていました。こちらがじっとしているとあっちの枝、こっちの枝と飛び回るのが見える。必死で目で追う。コガラいた!ゴジュウカラの鋭い鳴き声も聞こえた。ニイニイとヤマガラの声も混じる。
その時、門前の小僧(習わぬ経を読む)の夫が「スッゲー小さい鳥がいる!」と言う。わたしの視界にはそれは入らなかった。
セミくらいの大きさだったという。もしくはたこ焼きくらいだと。
そんな鳥いるかいな?と思ったけど、とにかく脳内図鑑のページをめくって最小の鳥を思い出す。
日本一小さいと言えばミソサザイ?滝の近くだし確かに渓流の鳥ではあるが・・・なんとなく違うような。
もうひとつ浮かんだ最小レベルの鳥はキクイタダキ。果たしてカラ類と混じるのであろうか?
あとから調べてみたらカラ類と混じるとの記述がたくさんみつかった。
逆光だったし、決め手となる頭上の黄色も確認していないし、真相は闇の中だけどキクイタダキだったんじゃないかなぁと嬉しく想う。まだ出会ったことのない小鳥。いつかの箱根で声だけ聞いたことはあるけれどまだその姿を捉えたことはない。きっとそのうち会えそうな予感

図鑑によると9~10センチくらい。セミのサイズかもしれない。たこ焼きってキクイタダキに確かに似ている。門前の小僧、鋭い観察力だ

鳥の識別って難しいけど瞬間にサイズやしぐさの特徴を捉えればいつかその正体がわかる日が来る。

食べるのに夢中で警戒心を解いているのかかなり近づいても大丈夫。マユミの実っておいしいのと不味いのがあるらしく、きっとこの木はめちゃウマなのだろう。
何度か拾ったことのある、あの水玉模様の羽。それもしっかり見られた。くちばしにくわえたルビーのような赤い実が冬の青空にきらめいていた。
観光らしい観光もせず、ただ八ヶ岳を眺めるだけだったけど楽しい旅行でした。