こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

冬の楽しみ・カラ類の混群

樹々から葉が落ちて、鳥見には絶好のシーズン到来。お正月は富士五湖方面で近所では出会えない鳥たちと遭遇。
野鳥が集まるという水場に出かけてみたのですが、最初はガラーンとして気配がなかったのにこちらがじーっと静かに待っていると次々と鳥たちがやってきた。
ちょっと興奮しました
水場と言ってもほとんど涸れかかったような水たまり。崖を下ったような場所にあり、どうして鳥たちがこの場所を知っているのか疑問に思うばかり。
鳥にも口コミ情報網があるのだと思う。

双眼鏡をぶら下げて歩いていても全く鳥が現れず、気配もしないということも多いです。だけどそんなときでもちょっと立ち止まってしばらくすると・・・。
突如として小鳥の群れに囲まれることがある。
カラ類の混群です。繁殖期を終えて秋から冬にかけてはシジュウカラヤマガラなどカラ類とキツツキの仲間やメジロなどが混じって群れで移動するのに出会います。こちらがじっとしていれば、そのうち周りをたくさんの鳥が飛び交う。耳元ではばたきの音がはっきり大きく聞こえて驚くほど。至福のひとときです。
双眼鏡で珍しい鳥を覗くより、こちらの方が好き。断然うれしい。
混ざって大勢で行動することで天敵をいち早くみつけて身を守ることが目的なのだとききましたが、そんな理由より何より楽しそうに見える。混群をつくるメンバーはいろいろで群れに加わったり、離れたり案外自由で緩い集団のようにみえる。(こちらのブログが詳しく画像あり→
混群はうちのごく近所でもみられ、シジュウカラメジロコゲラなどが混じる程度なのだけど、先日、標高1000mくらいのところで囲まれたのはシジュウカラヤマガラ、コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラエナガコゲラのオールスターズ
百聞は一見にしかず。目の前で見ればそれぞれの特徴も大きさもバッチリわかる。
ヒガラ、ちっちゃーい!
ゴジュウカラのお尻が汚れてる〜などなど。
この静かな瞬間が冬の鳥見の醍醐味です。

街路樹に集まってきていたキジバトムクドリ。もしかしたらツグミもいたかな?
これはこの木の実を食べにきているのです。

少し前の紅葉の頃。
ナンキンハゼという木だと一昨年教えてもらいました。美しく紅葉し、実は鳥たちの大好物。
おいしい実から食べ尽くされるようで、最近鳥が集まっているのは最後に残った人気のなかった木。
そんな木の実をシェアしているようです。

冬は鳥の話が止まらなくなりそうです。
つづく。