こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

四万温泉から草津温泉へ

朝5時スタートで四万温泉から

草津温泉まで72.3キロ
自分の足だけでなんとかかんとか行けました!!
去年も大変だったけど今年はさらなる過酷さ・・・

レース前日のブリーフィングで実際の関門時間通りでは完走難しく、この時間なら大丈夫という裏関門が発表される。赤枠の中が制限時間の13時間完走ペース。こびとくはA3から全てこの時間を超えての通過でした。常に半泣き状態。

このレースは渋滞なしのはずだったのだが林道崩落により迂回路にコース変更になったため・・・ほんの数百メートルの区間を抜けるのに32分もかかってしまった。
昨年は制限時間12分前ゴールだったのでこんなにロスしてはもう絶望的です
今回は12時間完走と13時間完走のペーサーが一緒に走っていたのだけど13時間のペーサーさんはこの渋滞に並んでいるときに横をすり抜けていってしまった・・・並んでいた一同からは一斉にどよめきが。

その後はとにかく巻き返しなくてはと必死で走る。
でも去年より暑くて辛い。もうダメなんじゃないかと思うけど少しずつ去年のタイムに追いついてはきてた。

そして絶景の野反湖

いろいろ吹っ飛ぶ。

去年も感動した場所。ヤマボウシが群生、満開のど迫力。

トイレ我慢してエイド時間短くして給水は民家のかぶり水もらって、詰めて詰めて最大の難所、滝の鬼梯子階段前の関門には去年の2分遅れまで挽回してた。だけどこのオーバーペースにもう足は限界で階段登れず、A4は去年の5分遅れの到着に・・・。関門封鎖直前でエイドはざわめいている。スタッフの方からもスイーパーが出たらもうスタートできないから急ぐように言われ、すぐにエイドを出る。(トイレ〜〜
最後のエイドまであと2.5キロと言われたときあと30分しかなくて激登りを牛歩で登っていてもう間に合わないと思った。諦めて足を止めて休んでいる人も多かった。わたしも一緒に転がりたい
この状態で最後のエイドまでいけるだけでも十分だとも思った。だけどどこかで諦めると後悔することもわかっていた。
ゴールとリタイアは紙一重。いつもそうなんだ。
わかりすぎるほどわかってる。
多分間に合わないだろうと思っていたのにいきなり沿道の人に「あと300m!」と言われて時計をみたら間に合ってた
奇跡★神さまありがとう。
時間ないけどそばは食べる。今回もエイドでのうどん、まいたけ汁、そばは全て完食!
コーラをカップにもらって手に持ったままエイドをout。エイド滞在2分半(トイレ〜〜時間なし)

残り2.3キロ、残り時間30分。余裕はないけど行けるはず。
だけどペーサーさんにまだ追いつかない。

71キロを過ぎてやっとペーサーさんに追いついた。
ここでようやく完走も確信。全くギリギリすぎるよ。

ちょっと泣けました
写真は撮れなかったけど一番沁みた鏑木さんのメッセージはこちら↓
辛いこと苦しいことも
ひとつひとつ乗り越えてゆく中で
あなたが見える世界はどんどん
広がってゆくはず。だから頑張れ!


今回はかなり乗り越えた感たっぷりのレースになりました。
ほんとキツかった

ゴールで鏑木さんに『UTMFよりきつかったです!』と報告したら笑っておられましたw