こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

IZU Trail journey

松崎新港、午前6時気温4度  ライト点けてスタートです!

前回までは3月開催、今回初めての12月開催でこれまでと違う風景が見られるハズ。
最初に感動したのは宝蔵院の先のトレイルでの黄葉。
見渡す限り全部まっ黄黄。黄色の世界に包まれる。すごい!
写真撮りたいのにフラットなシングルトラックで連なって走っていて止まれない〜
そうそれがIZUトレイル。とにかく走らされるのだ。
ここでの写真は諦め、上の画像は八瀬峠から先の林道で。ここも紅葉見頃だった。
3月のときの大会と違うのはここで鳥のさえずりが聞こえなかったこと。(繁殖期ではありません)
林道パートは20キロくらい続き、二本杉峠までのがっつり登りをこなし、そのあともグルグル同じとこを回っているかのように延々走らされ、でも延々は走り続けられず「お先にどうぞ」と後ろに譲り列から離脱の連続・・・。みんな休まずに走っててすごい。わたしはそのトレインに乗り続けることできず、すぐに乗り換え、乗り継ぎながら猫越岳。晴れてたはずが空は雲に覆われ、雪?あられ?が舞い散る。スタート時仁科峠が氷点下と言っていたのは本当だった。

そして待望のザ・IZU TRailな開けた景色が目の前に広がる。
レースならではの遠く行き先々までランナーが続く風景。

今回は関門時間、大丈夫そう。トイレも我慢せず入れた。(過去2回は超ガマンした)
最終エイド土肥駐車場でしし汁で暖をとる。

お楽しみはこれから。残り18キロ。向こうに見えるのがラスボス達磨山。そしてその左に富士山が現る!早い時間に通過の選手は富士山を拝めなかったらしい。
時計を見ると時刻は午後4時を過ぎ・・あ、これはもしかすると・・・グッドタイミング?
自然と足は急ぐ。早く山頂へ。

達磨山山頂にて。
富士山見えてるけどみんなは海の方に向いている。そのワケは・・・

ちょうど海に沈もうとしている夕日。
みんなレースを忘れ、夕日に見入る。もうこれ見られたからいいね、と口々に。
悪天候に祟られてばかりの今年のわたしのレースだったけれど最後に最高の景色を見せてくれた。
50キロ以上10時間以上かけて見られたこの瞬間。たくさんの人とシェアしている。
なんでかな、とても感動して泣きそうになる。

マジックアワー
思い出の戸田港も見える。

やった!70キロ超えて修善寺の温泉街の明かりが見えてきた。
残り766mという手作りの表示、今年もあった!温かい応援も。
”逃げ恥”に出てきた素敵な旅館「宙SORA」の前も通る。
もう歩いてたって間に合う。
でも最後まで走る。去年歩いてしまった旅館桂川の登り坂もなんとか走って通過。
そして光の中にゴールゲートが見えた。
長い旅が終わる〜 
ー完ー

おまけ
松崎のおもてなし食よりカニ汁&黒米爆弾
黒米をさつま揚げで包んである。なぜにさつま揚げ?
不思議でしたー