こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

猛禽類の羽根

先日の探鳥会でメンバーさんが持ってきていた羽根。
円海山あたりで拾ったそうだ。
何の羽根でしょうかねぇと皆で謎解き。
尾羽の縞模様はタカの仲間の特徴。猛禽類であることは間違いない。
そして全体の印象からやや小さめの猛禽??小さい猛禽と言えば真っ先に頭に浮かぶのはツミ
ちなみに一番見る機会のあるおなじみトビは猛禽類の中では大型の部類になる。

わたしがいつも大きさの指標としているのはこの絵本の1ページ↓(カラーコピーして所持)
しかしツミはハトよりも小さいとあるのでちょっと小さ過ぎるかな。
となるとハイタカオオタカか・・・
猛禽類は空高く飛んでいるのを下から見上げるのみなので実際のところ、大型の種も高いところを飛んでいれば小さく見えるし大きさでの識別は困難極まりないです。よってわたしにとっては未だにほとんど未知の世界。
さらに調べを進めると円海山周辺で見られる猛禽類はミサゴ、ハチクマ、トビ、ツミ、ハイタカオオタカサシバノスリチョウゲンボウ、チゴハヤブサハヤブサなど(横浜自然観察の森調べ)とのこと。
ハチクマ、サシバはこの時期いないので除外、トビ、ノスリは尾羽の模様がちょっと違う。
やっぱりオオタカハイタカかなぁ。
猛禽類って生態系の上位に位置するのにまとまって落ちている羽根があるのは襲われたということで一体誰に?というさらなる疑問が湧く。まさか猟師さんに打たれたってわけじゃないよねぇ。
と謎が謎を呼び今夜も眠れない状態に

おまけ。昨日、ポカポカの江ノ島で。
上キタテハ、下アカタテハ、どちらも成虫で越冬するチョウなので陽気に誘われてまた動き始めた様子。動きは非常に鈍かったです。
チョウは卵で越冬するもの、蛹で越冬するもの、成虫で越冬するもの、いろいろあるのも偉いなぁと思う。
生き残るためにそれぞれにあった方法をセレクトしている。どの方法にもそれなりのリスクはあると思われるけど。
全くもって賢くないのはニンゲンだけだな。
生き物の観察には気づきと感動の連続です。