こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

三角点&野田山

帰省中夕飯前、母に「1時間だけ行って来るね」と走りに出ました。
さてどこ走ろうか・・・?
犀川の河川敷コースにするか、それとも少しだけでも金沢マラソンのコースを試走してみるか・・・いろいろ思案してみましたが結局、近所をグルグル走ることに。
実家は出身中学とも高校とも(小学校とも)近く、部活で周辺を走っていました。
中学時代走らされたのは"三角点"と称される学校周りの直角三角形を描く一周約1キロのコース。
これを5周というのが日々の定番でした。当時は一周何キロとか何分とかほとんど意識することなくただひたすら走っていました。先輩に「終わりましたー」と言いにいくと「もう5周!」とおかわりを無情にも言いつけられることもあり(しかも真夏に)。
ランニングは練習というよりは「罰」に近かったですね。
あれから30年以上の時が過ぎ・・・やってやりましたよ5周!キロ5:25ペースで。
↓↓ね、きれいな直角三角形でしょ。ちょうど5キロ。当時は何部であろうともこのコースを走っていたものですが、今はこういう公道は走らないのかしら。部活の時間帯だと思うのに誰も走っていませんでした。

まだ物足りなかったのでその後、野田山方面へ。
以前にも帰省の際にランニングしたことがありますが標高175mほどで山全体が墓地。前田家のお墓もあるところ。
ここも中高部活で走らされた思い出の地。ほぼ嫌な思い出しかないけど。(墓地だけに)
今はこの登りも余裕。ぐんぐん高度があがって金沢の街が一望。夕刻とあいまって素敵な眺めでした。当時は当たり前ですが景色なんか楽しむ余裕は一切なかったもんなー。ただただ辛いだけ。
ずんずん登るはずが途中で『熊出没注意』の看板にあい、引き返しました。
熊鈴を持つようにと書いてある。
そういえば金沢で熊目撃のニュースをここ数年、度々きいたような・・・。
あとから調べてみると2012年に野田山で熊に襲われ大けがをした人がいて昨年の夏にも何度か目撃されているそう。
グーグルマップの航空写真で見てみるとこの先ずっと緑で山々とつながっているんですね。なるほど山伝いに熊が出てきてもおかしくはない。
金沢って湘南エリアと同じく、実は海も山も近いのでした。

そこでふと思い出した。遠足のこと。
中学の遠足は結構な距離を歩かされました。確か難易度を選べる遠足で(それによって体育の点が加算されるという)一番が医王山登山。二番が坪野キャンプ場。三番は何だったか??
当時のわたしが選んだのは坪野キャンプ場。
あれってどのくらいの距離だったのだろうとまたもやグーグルマップで検索。スタート地点は学校なはずで・・・。
往復20キロちょいか?
確か医王山は往復32キロぐらいだった記憶が。(違ってたらすいません)
とんび岩という危険な岩場があるんですが、当時の中学生はあそこに遠足で登ったものです。わたしは当時から「そんなの無理〜」なヘタレだったので医王山はセレクトせず。
今はあんな距離を歩くような遠足はないとききました。
あの頃ってスパルタっていうか野蛮だったよなぁとつくづく思う。でも親も危ないとか何も言わなかったな。
それでもああいう時代があったから今の自分があるような気もする。
過去と未来はつながっていて、だから今、一生懸命やっていることは将来振り返って絶対プラスになるってこと。
今のことが将来の振り返るべき過去になる。それがないと振り返れない。なんだか意味わからなくなってきてますが、先日のトレイル女子会&打ち上げ、あのおいしいお酒が呑めたのは頑張っておかしなロングナイト練習とかしたからだなぁと。UTMFは完走できなかったけれどでもレース当日までの半年間のいろんなRUNがなかったら、あの刺身盛りと手取川はなかったのだ。あおさ豆腐もなかったのだ。
振り返っておいしいお酒が呑める時間のためにこれからも全力でいきたいと思うのでした。
(ハイ、今、金沢の地酒で少し酔っぱらってます)つまみはビーバーってことで。