こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

小さいおうち


久々におもしろい本に出会う。中島京子さんの『小さいおうち』

戦前〜戦中の東京郊外の"おうち"の女中さんの物語です。
"家政婦"じゃなくて"女中さん"、その響きがいいですね。ずっと物語の語り手はこの女中さんなのだけど、最終章だけは違います。
毎日、寝る前にベッドの中でちびり、ちびりとのんびり読んでいたけど、最終章になって、最後まで一気読み・・・。
息もつかせずってこういうことを言うのでしょうか。
まるで途中から違う小説になったかのようです。

これから読む方へ。
絶対途中でやめないでくださいね。最後まで読んでくださいね。

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塩麹、これからは阿川佐和子さん流にコウジくんと呼ぶことにします

コージくん、今夜もよろしく〜