こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

酸ヶ湯温泉

蔦温泉のお風呂で一緒になったおばさまにおすすめの温泉をきいてみた。すると「酸ヶ湯(すかゆ)もいいけど猿倉がおすすめよ。でも私はこの蔦湯が好きだけどね〜」とのこと。どこへ行っても、「どちらからいらしたんですか?」と会話を始めれば自然、うちとけるのが温泉での裸のつきあい。前日泊まった温泉や、翌日泊まる予定の温泉の話をあれこれきくのはとても参考になるし楽しいひとときでもある。
で、このおばさまがおっしゃるには「あっちの方、すごい雪よ〜。道路の脇にこーんな雪の壁なんだから」。
酸ヶ湯温泉という千人風呂で有名な温泉が八甲田山方面にあるとはきいていたがこれを”すかゆ”と読むとは初めて知った。しかも蔦温泉からそう遠くないのに「雪の壁」だという。そしておすすめはそのそばにある猿倉温泉とのこと。
その夜、部屋に戻って地図を拡げて相方と作戦会議。翌日の予定に八甲田方面を入れることに決定。
翌朝、チェックアウトしたときは雨が降ったり止んだり。ほんの10分か15分くらい車で登っただけなのにそこは別世界であった。ほんとに雪の壁ですがな。
猿倉温泉をちょっと偵察に。
割と建物が新しそうで清潔な感じのするお宿で今度はぜひ泊まってみたいと思った。

ほどなく酸ヶ湯に到着。歴史のありそうな大きな建物。
スキーヤーの方々がロビーにたくさん集まっている。スキーの拠点になるお宿のようである。
入り口に券売機があり、混浴の千人風呂のチケット(¥600)を買うか、それとも男女別の玉の湯(¥600)にするか、両方の共通券(¥1000)にするかの選択を迫られる。千人風呂に入ってみたいのはやまやまだがHPの写真などを見ても→ ちょっとこれは女性には無理な感じの混浴であろう・・・ということで相方のみ千人風呂へ。わたしは玉の湯へ入ることにした。
女性専用の玉の湯はそんなに広くはないものの、白濁した良いお湯だった。前日の蔦温泉の湯は長湯するにはちょっと熱過ぎるかなぁという湯温だったのでこの玉の湯は良い塩梅であった。ほんのり全身が温泉の匂いに包まれる。
あがってから、相方に千人風呂の様子を尋ねると、なんでも浴槽内についたてのようなものがあり、その向こうが女性エリアとなっているようで『全然大丈夫。入れたよ。』とのこと。あー、残念。混浴にビビらず、千人風呂入れば良かったなー。

そういえばこんな署名運動もやってた。どうも混浴をやめにするという動きがあるようでそれに反対する人たちの『混浴を守る会』が発足しているらしい。
混浴のマナーが問われているようです。混浴をなくさなくてもいいけど女性専用時間はやっぱりあると嬉しいかも。
とにかく千人風呂はリベンジしたいものです。
建物から出るともう、雪がガンガン降って来ていた。八甲田ロープウェイも悪天候で運休とのこと。こちらはGWというとまだ冬なんだなぁと改めて思うのであった。
さて、次に向かいます。