こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ごぼる

先日テレビで金沢の文化を守る職人さんたちの様子を放映してるのをみたのですが、そのときに出てきた方言にグッときました。

それは『ごぼる』。(動詞です)
も〜、懐かしくて・・・。
ごぼるは絶対、関東では使いません。だからもうずいぶん長い間この言葉を耳にすることがなかった。
でも雪の多い地方の人には馴染みの深い言葉なのだと思います。
深く積もった雪の上を歩く時、一歩ごとにゴボッとはまる感じ。それがごぼるです。
その番組では、道ばたに置かれている石「ごっぽ石」の利用法をクイズにしてました。(答えはごぼって下駄についた雪を落とすためのもの)

わたしはよくドブスにごぼりました。ドブスとは道路脇の溝のこと。雪が積もると道路と溝の境がわからなくなり、端っこを歩くといきなり、ズポッと溝にはまります。

『ドブスにごぼる』・・・

これはこっちじゃ通じないですよね。
でも最近ではわたしが子供の頃に比べて金沢も雪が少なくなってきているので、もうごぼるほどは積もりません。だからもしかしたら、もう「ごぼる」は死語になっているのかも。
タラコのことを「もみじこ」と言ったり、エンピツをケンケンにしたり、上京したばかりの頃は会社の同僚にバカにされたものでした。

同郷の皆さま!「ごぼる」懐かしいでしょ。デショ?


つり込みは暖房なしで全然OKもうすぐ完成です