『舟越桂 森へ行く日』の最終日に駆け込み。
箱根彫刻の森美術館での開催なので涼しくなった晴れの日に行きたいなと思っていたら、10月は雨の日が多く行きそびれ、ついに最終日に。
三連休の箱根なんて混雑過ぎてあり得ないと諦めていたけど、やっぱり見逃したくないと思い直して出かけた。
美術館のオープンが9時と朝早い時間なのが幸いだった。
箱根登山鉄道を乗り継ぎ、彫刻の森駅に9時ぴったりに着。美術館まで徒歩2分。
あらかじめWebチケットを購入していたのでチケット売り場には並ばず、入場口の列にだけ少し並ぶ。
混み合ってはいたけどストレスを感じるほどではなかった。

このポスターを見て、展示は野外にもあると勘違いして晴れの日限定で予定を立てていたけど彫像は全て本館ギャラリー内での展示でした。そりゃそうだよね。雨風にさらすわけないです。もっと早く気づけば良かった。
展示されている作品は主に人物の彫像とドローイング。
彫像はどれも遠くを見つめていて、観る人と決して目が合わない。
もっとも遠いものとは自分自身なのかもしれない
世界を知ることとは自分自身を知ること
これまで須賀敦子や天童荒太の本の装丁でしか見ていなかった彫像。
実際に目にして思ったのは昔の作品の方が柔らかくて温かみを感じたこと。
展示の中で一番好きって思ったのは『冬の本』というタイトルの1988年の作品。
2000年以降のスフィンクスのシリーズなどはちょっと怖いし、冷んやりする。
一番じっくり見たのは2023~2024年の入院中に書き溜めたスケッチブック。
茶色の革の手帳。糸で綴じてあった。
ご本人が解説しながらそのページをめくる10分ちょいの映像に見入ってしまう。
能面を作りたいという言葉に妙に納得した。
流れる雲を病室の窓から眺めていたそう。
(今年の春にご逝去されています)
アートホールでは舟越桂セレクションの展示もあり。
三沢厚彦氏らとの共同制作の『オカピのいる場所』が観られます。
オカピのまつ毛のあたりが舟越氏に似ていると書いてあって微笑ましかった。

せっかくなので野外展示も観てゆくことにします。

沢まで降りていけるような場所もあり、意外とアップダウンもある。
メジロがたくさんいた。鳥の声いっぱい。

『幸せを呼ぶシンフォニーホール』のらせん階段もてっぺんまで登った。
外輪山が一望。
下りはぞわぞわしました。

後ろに見えているのが明星ヶ岳で画像だとわかりにくいけど大文字焼きの『大』の字もばっちり見えました。
せっかく箱根に行くのならと湯本から明星ヶ岳か明神ヶ岳まで登って宮城野に下りて走って行くとか、帰りに小涌谷から千条の滝経由で湯坂路を下って湯本まで・・なんてことも考えたけど今回は美術館のみ。
たまには走らない箱根もいいものです。
彫刻の森美術館は初めてでしたが、キッズが楽しめるコーナーもあるし、お弁当など飲食物の持ち込みもOK。(ゴミは持ち帰り)
敷地は広くてベンチもあって休めるし足湯もあって、おすすめの観光スポットと思いました。