こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

すずらんテープを編む

すずらんテープ(ポリエチレンの幅広のテープ)といえば、昔やった三浦半島縦断トレイルレースのマーキングボラを思い出します。

マーキングのためのテープとしておなじみのすずらんテープ。

大昔は体育祭の時のチアガールのポンポン、作った思い出ありません?

今回はそれを"編む"ワークショップへの参加でした。

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最近はほぼ日を読むことが少なくなっていたので、募集を知ったのは締め切りまで1時間を切ってました。

編み物で能登の支援ができるなら!と即、申し込み。

翌日、ユザワヤでジャンボかぎ針を購入。ダイソーだと10ミリまでしかなかった。

これは12ミリ。

 

そして当日。憧れのほぼ日オフィスに向かいます。

入口のインターホンがデジタルだけどアナログみたいな電話で(意味わかる?)面白かった。

特に時間の指定はなかったけれど開始時間の11時に集まった人がほとんどでした。

思ってたより集まった人々は年齢層高め。平日ですしね。

それに編み物って今の若い人たちはやらなくなっているんでしょうね。

 

昔取った杵柄で鎖編み、細編み、長編みくらいなら編み目記号もわかります。

皆さんそんな感じのようで簡単な説明のあとはすぐに黙々と編み始めます。

特に決まりはなくて、丸く出来上がれば編み図通りでなくても良いとのこと。

みんなで編んだカラフルな丸いモチーフをつないで殺風景な仮設の食堂の壁面をデコレーションする計画です。

そっか、すずらんテープなら雨にも紫外線にも強いはず!

途中から編み目の数が合わなくなったけど丸くなればOKと思って突き進みました。

1個編むのに1時間以上かかってしまう。太い針で編むから意外と力もいります。

お菓子やコーヒーも用意してくださっていたけど最初の一枚を編み上げるまでは誰も席を立ちませんでした。めっちゃ無我夢中で編む。

配布されたお水のペットボトルには『おもしろいことっていくらでもあるんだ』と書いてありました。

うん、まさか手芸を使っての支援があるとは思わなかった。

3.11の地震の時も思ったけれどエッセンシャルワーカーと呼ばれるような仕事と違って、手仕事の分野は非常時に役に立たない。

自分の仕事は結局、必要とされていない、誰の役にも立っていないのだなぁと思った時もありました💧

今回わたしは丸いモチーフを数個編んだだけですが、それが珠洲にある仮設の合同食堂をカラフルにするのに使われることはそこに思いを馳せること。案外だいじなことじゃないかなと思えます。

芸術祭も開催されていた珠州。大学生時代に毎夏訪れていた蛸島町があります。

何度でも思い出そう。

 

みんなで一心不乱に編んでいた様子はほぼ日でも投稿されてました。

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『けっこう編み物の猛者たちが集まってくださっている感じがします』という一文に大いにうなづきます。

 

SUZUタオルハンカチを購入して帰りました。

ひびのこづえさんとも少しだけお話ができて感激でした。

 

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