こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

秘湯へ

今回の旅でお世話になったのはこちらの旅館。
安房峠をくねくね登った先に予想を上回る立派な建物でした。
できれば焼岳登山がしたいなぁと登山口に近いこちらを予約したのだけどまだ残雪がいっぱいだし、天気も二日目は崩れるとこのとで登山は断念。夏にまた来られたらいいなぁ。もっと質素な宿を想像していたのに夕食もきれいに盛り付けられたお料理が用意されており、お品書きには岩魚押し寿司、稚鮎南蛮漬け、鴨鍋などおいしそうな名前が並んでいました。
この宿ご自慢の手打ちのぶっかけ蕎麦もおいしかった。朝食もよかったです。夫はこの朴葉味噌が気に入ったようでごはんをおかわり。そうか、この人はこういうのが好みだったかと改めて発見でした。

朝食後は温泉へ。
以前からここを通るたびに釜トンネルの入り口にあるこの温泉小屋が気になっていました。ついに潜入です。駐車スペースもなくどうやって入浴するのか謎だったこの温泉は中の湯旅館のものでした。宿泊者は無料で入浴できるとのこと。30分の貸切予約制で旅館からここまではシャトルバスで送迎してくれます。隣の売店で鍵は管理されています。シャトルバスの手配も売店のおじさんがその都度してくれるシステム。

洞窟温泉は3人くらいが定員みたい。やけに注意書きの張り紙が多くてウケる。「靴はここまで」とか入浴は"30minutes"などと英語表記もあり。あの売店ぶっきらぼうなおじさんが書いたのかしらww

怪しげな階段を降りるとそこは洞窟風呂でした。
ちなみに湯温はこの階段脇の窓の開け具合で調整しているようで窓を絶妙に塞いでいるバスマット(?)は絶対に動かすなという注意書きがありました。(他にも絶対動かしちゃいけないものがいくつかあったw)
いろんな意味での秘湯を堪能でき満足
お風呂からあがり、隣の売店に行くとおじさんがシャトルバスを呼んでくれてそれに乗って旅館へ帰還。
初日の上高地散策の帰りも中の湯バス停で下車し売店シャトルバスを呼んで迎えに来てもらいました。随時の対応で本当に申し訳ないくらいのサービス。急なヘアピンカーブをいくつも登り下りするシャトルバスの運転手さんに「大変でしょう?」ときくと「楽しいですよ」との言葉が返ってきました。
中の湯旅館のスタッフさんは皆、親切でアットホームながらもきちんとしていて清々しかったです。
早朝から宿の周辺では鳥の声がいっぱいでその点でも気に入りました。頭上にはアマツバメ(?)がたくさん飛び交い、餌台にも鳥の姿が。ロビーにはこんな鳥の木彫りが配置されていて。なかなか特徴をしっかりとらえています。
お天気の関係で上高地散策は初日勝負、あとは秘湯と鳥見。ただそれだけですが楽しい旅でした。
帰りに塩尻方面に少しだけ寄り道。それは次回に。

さて、恒例のアトリエkikaさんでのサンダル&帽子の展示、日にちが変更になり5/19(金)から5/28(日)の開催になりました。(5/20からが変更)
毎度のことながら準備は遅れがちでDMもまだできていなくて。
今週もがんばりまーす!