こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

氷壁・魚津と小坂の歩いた道(上高地に行ってきました)

自宅を午前3時半前に出発
宿泊予定の旅館には7時半前に到着。8時発の旅館のシャトルバスで上高地入りです。歩き始めてすぐにいきなりの穂高連峰どーん!!
小説の中と地図でしか見たことなかった前穂、奥穂、ジャンダルム、西穂がずらり目の前に。
立ち止まっては同じような写真を何枚も何枚も撮りまくる。でも写真よりは実物ですよ。実物!!

河童橋からは梓川の右岸を進みました。
こちらの方が距離は長いけれど湿原があり左岸よりも絶対おすすめ!
途中でオシドリカップルにも出会います。結構近くてあのオスの羽の豪華さがしっかり見て取れる。
森の中は鳥の声でいっぱいです。ミソサザイの声が一番響いてる。時折ルリビタキの声も。ルリビは何十羽とみられるって話もあったけど姿はみつけられず。
ところどころに雪が残り、まだ芽吹き前の木々。ひんやりとした朝の空気が気持ちいい。

鳥見しながら明神池まで1時間ほど。拝観料300円支払い明神池を30分ほど散策。
水が本当にきれいです。
明神橋を渡って徳沢に向かいます。
カラフルなテントがたくさん見えてくる。

おお、ここが氷壁の宿、徳沢園。
徳沢小屋は『氷壁』の中に何度も出てきます。

こちらではたくさんの人が休憩していました。トイレもとってもキレイ!ここの温度計で16度(午前11時頃)。防寒具いろいろ持ってきてましたがむしろ半袖でも大丈夫なくらい。人がいっぱいだったのでここでは休憩せず先に進みます。

15分ほどで新村橋。当時とは違い新しい吊り橋でしょうが魚津と小坂もここを通っている。この先の奥又白池が岩登りのベースとなったらしい。わたしたちの装備ではそこまでは行けるわけもなく吊り橋のたもとでのんびりお昼を食べる。
河原からは大天井岳などが見えていたようです。ここまで歩いてきて気になっていたのはまだ芽吹き前の木の先端が紅く色づいていること。これが遠目でとても綺麗なんです。

近づいてみました。この木なんの木だろう?
あちこちにありました。(追記:ケショウヤナギという希少な樹木らしい)
ここまでで3時間半。そろそろ戻らねば。
復路は下山してくる登山者の方々にたくさん会いました。みんな大きなザックにヘルメットやカップをぶら下げて。スキー板やスノーボードを背負っている人もいた。すごーく格好よく見えました。
わたしもまずは重い荷物背負って歩くことから練習した方がいいな。

明神岳の東稜、主峰、第四峰、第五峰、二二六三峰。
もう少しアップダウンがあるかと思っていたけど徳沢まではフラットで整備された道。トレッキングとも呼べないような散策ですがとにかく景色がごちそう。

復路は速かったのでもう少しだけと梓川沿いを歩く。結局歩いた距離は21キロになってました。キセキレイが飛んでいた。あとはヒガラとコガラ。
適当なところで切り上げて散策は終了。バス停には早めに到着のつもりでした。しかし、すでに長蛇の列!!!バスは30分に一本。この様子では数時間待つことになる?!
幸い混雑時は随時増発されるそうで30分ほど待っただけで乗車できました。松本行き、平湯行き、沢渡行きなどありますが沢渡行きが格段に列が長かったですね。マイカー規制のあるところへ行くのも初めてでわからないことも多かったけど、混雑も含めなるほどなぁ〜と思ったのでした。とにかくみんな考えることは一緒だし行動パターンも同じになるね。
しかし、バスを中の湯で降りたのは我々だけでした。
そして今夜のお宿へ・・・
つづく