こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ありがとう★金沢!

金沢マラソン、4時間1分53秒でゴールしました
あわやサブ4!?という好タイム♪


前日から降り続く雨は会場に着く頃には弱雨に変わりました。受付時に配布されたポンチョ(大きなビニール袋を加工したもの)を着ているひとが多い。こびとくは100均カッパ着用。
気温は17度と高め。荷物を預け、整列する頃には雨もあがり、カッパを着ていると暑いほど。
スタッフの方がいらなくなったポンチョやカッパの回収にまわっていらしたので少し早いかなと思いながらも100均カッパを脱ぎ、回収のゴミ袋に入れました。スタートしてから脱ぎ捨てるのも何だしと思ったので。
しかし、この判断が甘かった。この後、再び雨が降り出します。
しかも途中からバケツをひっくり返したような
大雨に打たれながらの開会セレモニー。びっしょ濡れ・・・。隣りに立っていた福井県からの女子ランナーさん(彼女はまだカッパ着用)に「大丈夫ですか?」と声をかけられるくらい濡れねずみ状態orz
髪の毛やTシャツ絞りながら立ってました。はよ、スタートして〜って。
で、9時のスタートと同時にその雨がピタッと止むミラクル!
走り出してしまえばもうこっちのもの。濡れたTシャツも即乾、寒くないのでストレスなし。スタートロスも4分ほどと少なくてワァ〜ッと一気にお祭り気分へ。纏いや太鼓、ブラスバンドなど様々な盛り上げ隊が沿道を盛り上げてくれます。
そしてびっくりするくらいの応援の人々が沿道にびっしり。(沿道に20万人という報道も)(11/16北国新聞より)
前半は兼六園周辺や金沢駅香林坊〜片町の繁華街に犀川大橋、そこから泉野〜窪までもよく見知った道。沿道にもしかしたら旧友の姿があるのではとみつめてしまいました。
そして山側環状線へ。長いトンネルの中を走るのもおもしろかった。
市民マラソンのときほどの長い坂はなく、短いアップダウンがあるのみ。
その後、コースマップに『コース幅狭し 通行に注意!』と書かれた区間、天神町を通ります。
ここ、最高でした。道は狭く、何度もクランクし、普通なら走りにくい!!って話になるんでしょうが戦災にあっていない袋小路の金沢らしい町並みを感じることができました。しかも応援が近い!
自宅の玄関先に出てきて応援しているおじいちゃん、おばあちゃん。カゴにチョコや飴を入れて差し出してくれるお嬢ちゃんの私設エイド。「金沢へようこそ〜」と声をかけ続けているおばさまにもウルウルしました
公認コースなのにこんなローカルなところをコースに認定した金沢、ほんとに偉いと思います。
公共交通機関がほぼバスのみに頼っていて、車社会な金沢。そんな土地柄でノーマイカーデーの実施は市民の皆さんにものすごい負担をかけたと思います。なのにこの切れ目なく続く応援。
有り難かったです。何度も感激してウルウルしました。ハイタッチもありがとう。(キリがなくて途中からこたえられず申し訳なく)
まさしく『応援文化』生み出す。ほんとにすばらしかったです。
ずっと応援が続くから手を抜くことができなくてそれでいいタイムが出たのだと思います。
そしてお楽しみのエイド「食べまっしステーション」。もちろん頂きました!
給水にアクエリアスと水の他にお茶があって、お茶はいらんだろうに・・と思ってごめんなさい!
和菓子をつまんだあと、お茶飲みたくなったー ありがとー★
そうやよね、きんつば、ようかんのあとアクエリアスなんか飲めるかいね?お茶やわいね。

思いの外、いいタイムを刻んでいたわたしは中間地点で2時間を切っており、あれっ?これってもしかしてサブ4いけるんちゃう?と途中から気合いを入れ始めました。引っ張ってくれてたのはマイケル姉さん。
上下ブラックのウェアにドレッド風のヅラ&マイケル帽子に濃いめメイクの女性が常に目の前を走っていました。
沿道から「マイケル〜」と声がかかるとちゃんとポーズを決めてこたえてる余裕。エイドで消えるけどまた気が付くと目の前を走っているという具合。とにかくマイケル姉さんを見失わないよう必死で走りました。30Kで2時間51分台、うーん微妙〜 ここから頑張れればサブ4いけるのか??
31.4キロ地点のエイドは金沢カレー。もちろん頂きました。タイムよりカレーです。記録より食欲。
ちょっと黒っぽいカレー、おいひい〜 小さなカップと小さなスプーンでのサービスが嬉しい。
(その前のエイドでのおにぎりはまるまる一個だったのでさすがに手が出ずスルーでした)
36.5キロのスイーツは何が何やらわからず、クッキーぽいの食べたかな、ちょっと口の中パサパサ。この頃の記憶が定かでなく。まだマイケル姉さんのことは追いかけていたはず。その後の折り返しのとこで踊っていたチアガールのお腹にうっとり。なんだか思考がだんだんおかしくなってきてます。
路肩ではエアーサロンパスを差し出す私設エイドがいくつもあり、そこに群がるランナー。そして歩いているひとや足がつっているいる人の姿も。(たいがい男子)
わたしも苦しかったけどストレッチしたりエアサロかけるほどではなく走り続けられた。40キロで3時間49分。うーここまでか・・・しかし、まだ諦めるのは早いと最後まで必死。
最後の競技場までのストレートも熱のこもった応援がびっしりだったけど無言でうなづくのが精一杯。ゴメンナサイ
この点では仮装ランナーの方ってほんとにすごい。ずっと声援に応えて走るのってすごいエネルギーだと思う。尊敬します。わたしもいつかそういうランナーになりたい。最後はマイケル姉さん見失ってしまった。
ともかく最後まで歩くことなく走り続けられてゴールできたので◎
目標タイム4.10もクリアで◎
ラン仲間はサブ4惜しいって言ってくれたけどあと2分だから惜しいとも言えず。ラスト2キロ激走でも1分くらいしか縮められないだろうし。悔しい気持ちは全くなく、むしろこんなにいいタイムで走れたことに驚きです。
女子670位でスタートした順位は一度も落ちることなく5キロごとのポイントでどんどん上がり続けてた。いいレース展開だったと思います。(またまた自分に甘い評価なだけなんですが)
ゴール後のもてなし鍋。上品な味でおいしい〜
ゴールしたあとの動線も完璧で、学生のボランティアさんたちが笑顔で迎えてくれてタオルかけてくれたり、メダルかけてくれたり、ハイタッチしてくれたり。
一番の懸念だった帰りの駅までのシャトルバスもサクサク。本当によく研究され考えられた運営だったと思います。
ありがとう★金沢
この大会を走れたことに心から感謝しています。