こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

クロスジフユエダシャク

高麗山トレイルにて。
昆虫たちもすっかり影をひそめる初冬なのに、たくさん舞っていました。クロスジフユエダシャクでした。
12月の日中に雑木林の中で飛んでいる2〜3センチのガはほぼこれで間違いないそう。
冬に活動を開始するフユシャクの仲間は日本に30種ほどいるそう。そしてそのほとんどは夜行性らしい。だから昼間飛んでいるならクロスジフユエダシャクに決まり!
飛んでいるのは全て♂
なぜなら♀の翅は退化しており飛べないから。
数ミリの翅の痕跡のようなものしかないメスの画像が衝撃的です→
においフェロモンを発散しながらじーっとしているそう。

なぜなのかを考えてみました・・・

冬は虫が少なくなるので鳥などにも狙われやすくなるはず。
だから卵を抱えるメスはなんとしても生き延びなければならない。
安全とひきかえに翅を退化させたのではないかと。
違うかな〜?