こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

腰越・天王祭・流し踊り

腰越の天王祭では御神輿が海に入ったり、
ぐるぐる回る山車も見ものですが
わたしが好きなのは民謡「流し踊り」

町内ごとに揃いの浴衣で踊ります
休憩挟みつつ、午後6時から9時くらいまで
初めてこのお祭りをみたとき、年配の方がすごくカッコ良くて感動した
以前より若い方が多い気がします
各町内の列の先頭は踊りの上手なお姉さま方

腰越と言えば『電車に注意』
江の電通過のときは一斉に脇によけます
電車がいってしまうと何事もなかったかのように、
またまん中で踊り再開というのがくり返されます
江の電と共存する町、腰越ならではの風景が好き!


今、益田ミリさんの『心がほどける小さな旅』を読んでいるのですが、その本の中に郡上八幡『徹夜踊り』を体験する話があります。二〜三曲踊っては休憩を挟み、本当に徹夜で朝まで踊り切ってしまったミリさんが、これからどんどん歳をとっていろんなことができなくなるんだろうなぁとふと淋しい気持ちになることがあったけど、ここで夜通し踊っているおじいさんやおばあさんを見て心がやわらかくなったと書いていて、その気持ちがわたしにもよくわかりました。
和服は歳を重ねたひとの方がよく似合うし、腰越の流し踊りも年配の方の肩の力を抜いた自分流の動きがとてもきれい。というか見ていて和みます。「若さ」がとても価値のあることのように言われがち(特に女性はね・・)だけど、それだけではない!と強く思うのでした。
年輪もだいじなのよ〜