こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

湿潤療法

先日のロゲイニングのときにトンネルの中で派手に転びました。
地図を手に持っていたせいでうまく受け身ができず、右肘と右の指の関節のところをひどく擦りむいてしまいました。
トレランするようになって転ぶのは日常茶飯事でいつもなら絆創膏貼っておしまいなのですが、このときはアスファルトの上だったせいもあり、数日経っても傷から汁が出続けて痛みもひかず
なんか痕も残りそうだなぁ、嫌だなぁ、病院行った方がいいかなぁと思いつつも時間もなく・・・。

そんなとき、湿潤療法という治療法を知りました。
もともとある自然治癒力を利用し、傷口から出る体液(浸出液)で治す、傷を乾かさない治療法でうるおい療法とも呼ばれています。
一番簡単なやり方はラップを使う方法。
傷口を水道水で洗い(消毒薬はNG)そこにラップを巻く。ラップがずれないようにテープで留める。
ただこれだけです。
早速試してみると、どんどん浸出液が出ているのがわかります。
今わたしはじぶんで自分を治しているのだーと思うともうそれだけで良くなってきている気がする。ガンバレー自分!
ただ、このとき何やら臭う・・・。
一説には"汚れた靴下のニオイ"とありましたがまさにそんな感じ。何日もお風呂に入っていないようなニオイ・・・
でもこのニオイも決して嫌なものではなくなってきます。ガンバレー自分!

しかし、在宅しているときはラップ巻いていてもいいのけど、外出のときやランニングのときはちょっと困ります。
そこでこちらのお世話になることに。ラン友おすすめのキズパワーパッドです。
説明書には傷ついてすぐのものにしか使わないようにとか、熱を持っていたり、痛みのある場合はだめとか、黄色っぽいニオイのするねばねばしたのは浸出液ではなく膿だから使ってはダメと全部当てはまってて使っちゃだめかなーとも思ったけどラップ療法は化膿してても続けるとあったし、ケガしてから3日ほど経っていたけど体液は出ていたので貼りました。
貼ると痛みも和らいだ気がします。
防水バッチリなのでお風呂やシャワーもOK。とにかく他の絆創膏より剥がれにくいのがいい。
交換するときに傷口をみると、よくなってきているのがわかります。

と良いこと尽くめのようですが・・・。
貼った翌日からまわりにポツポツと小さなニキビのようなものができて痒くなりました。どうもかぶれてしまったよう。同様の人も少なからずいるようなので、敏感肌の人は注意が必要のようです。
湿疹がひどくなるようなら使用を中止するかなと思っていましたが、うちにあった非ステロイドの軟膏を塗ったらおさまってくれたのでそのまま続行、現在に至るです。
キズパワーパッドは治りが早いというふれこみですが、わたしはかれこれ2週間。乾かさないから逆に時間がかかっているような気がしています。

これからはトレラン用ファーストエイドキッドにキズパワーパッドをプラスですね★
ちなみにふつうサイズはとても小さいので大きめサイズがおすすめです。