こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ちょっときつめが良いらしい

先日、お客さまが『アインシュタインの眼』という番組を録画したDVDをくださった。
それがとても興味深いものだったのでご紹介したいと思います。
録画してくださったのは『シューズ 疲れは足元から防げ』というタイトルで、ゆとりのある靴とちょっときつめの靴を比較し、検証し、どちらが疲れないかをわかりやすく説明してくれている番組。
靴の中で足の指がどのように動いているかを見られるように塩ビでつくった透明な靴を女性アナウンサーが履いて歩いているのを特殊カメラで撮影しています。
驚いたことにゆるめの靴を履いたときには足の指はほとんど動いていないのに対して、きつめの靴を履いたときはかなり指が動いていることがわかりました。またゆるい靴のときはカカトの内側から接地しているのにきつめの場合は外側から接地。靴のきつい、ゆるいだけでこんなにも違うのかと思うくらい顕著な差が見て取れました。
またそれぞれの靴を履いての歩行のときに、どこの筋肉を使っているかということも全身にセンサーを取り付けて撮影。すると、きつめの靴のときはお尻の筋肉を主に使い、ゆるめの靴のときはふくらはぎの筋肉を使っているということがわかりました。お尻の筋肉は大きな筋肉、つまり疲れにくいのだそう。したがってきつめの靴を履いたときの方が疲れないというわけ。
悪路での泥はねの実験にも驚きました。
ピッタリのスニーカーを履いたときと、ワンサイズ大きめのスニーカーを履いたときでの比較。ワンサイズ大きめのときははねた泥は足の内側に飛んで行きます。そして反対の足に汚れがつくのです。一方、ジャストサイズを履いたときは泥は足の外側に飛んで行くため、ほとんど靴下には汚れがはねないという結果に。泥はねって右足で蹴ったものが左足についてたんですね。これにはびっくりでした。
番組の様子はゲストの整形外科の先生のサイトで詳しく解説されていたのでごらんになってみてください→

この場合のきつめとかゆとりというのがどのくらいなのか?とかどこが緩い、きついとかはっきりしないのでなんとも言えないのですが、やはりあまりゆるい靴はよくないのでは?と改めて思った次第です。

だからってわけではありませんが、新調したランニングシューズはキュッと締まったスリムタイムを選んでみました。新しいランシューについて、続きは次回に。