こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

大島の自然

大島でもやっぱり鳥や虫や植物が気になります。名前の知らないのを教えてもらったり、写真を撮ったりするのが旅の楽しみのひとつにもなってます。
この日もいきなり奇妙な虫が登場。ブーンとホバリングしながら口から細い管を長く伸ばした一見、大きなハチのように見える虫がアザミの蜜を吸ってます。ハチみたいだけど口からの管があるあたりはチョウのようでもあり・・・。
ネイチャーガイドさんが"ホシホウジャク"だと名前を教えてくれました。全く聞き覚えのない名前だったけど"ジャク"とつくということは、ガの仲間か?というくらいの分別はつくようになりました。←ゴーヤーの葉を食べてたヨモギエダシャクのおかげ
帰って来てから調べてみると、これも珍しいものではなくどこにでもいるスズメガの仲間なんだとか。
これまでどっちかというと虫は苦手だったので全然気にしてなかったからなぁ・・・。
なんかこれも見たことないハチ?アブ?背中の模様から判断するにハナアブ。大きい方がハナアブで小さい方がシマハナアブかな?間違ってたらごめんなさい。
とまっているのはアシタバの花(これもガイドさんが教えてくださった)です。アシタバは大島の名産品。お弁当にも入ってました。ガイドさんの説明に聞き入ってる間に傍らではこれまた見慣れないきれいなクモがあっという間にアブをつかまえ、糸でグルグル巻きにするシーンも!

砂漠に入ったら入ったでわーい、溶岩!軽石みたいです。

こんな風な割れ目になっていたところの壁面にはキラキラのブルーが一面に見えます。宝石のようだけど宝石ではなく溶岩の中のガラス質が光っているのだそう。

そして砂漠に生えている植物というとイタドリのみ。
あとススキがところどころにあるかなというくらい。↑砂漠の中までお迎えにきてくれた車の中から撮影。砂漠の中にも道らしきものはあります。
鳥は砂漠上空をたまにトビが舞うのとヒヨドリが集団で横切ってゆく程度。椿の林の中にメジロをみつけたぐらいでした。ずっと双眼鏡は首にかけたまんま。鳥はあまり見られなかったけど、遠くの風景を眺めるのにも便利でやはり旅の必需品となりそう。
もしかしたらカンムリウミスズメが見られるかも!と期待していた船からの観察は、高速ジェット船のため、船外には出られず、席も窓際ではなくまん中あたり。それでも窓の外を双眼鏡でずっと覗いていると海面すれすれに飛ぶ鳥の姿が多数見られました。だけど高速船は速過ぎる!(時速80キロ)全く何の鳥かは確認できませんでした。

今回のツアー、午前8時半に江の島出発で9時半に大島到着。噴火口展望台を眺めて、砂漠ハイキングとお弁当ランチ。2時半に大島を出航と駆け足だったけどツアーにありがちな、テーマパークやお土産屋さんへの立ち寄りなど全くなかったところが良かった。朝、船乗る前にお茶を買った150円のみしかお小遣いも使わなかった。このあたり野鳥の会の旅行と似てますね。
これからの旅のスタイルってその土地の自然を楽しむことっていうのもテーマになるのではと思ったりもしました。

あっという間に帰ってきた江の島は何だか人がとても多くてものすごい都会のように感じました。しかも、ものがいっぱい〜って感じ。砂漠なぁんにもなかったし、誰もいなかったから。
夢をみていたような気分でした。