こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

サポートギア

トレランシューズのカタログをパラパラみていたらインソールが載っていた。それはオーブンで温めたものを自分の足裏に当てて自分の形状に合わせて成形するというもの。
トレイルランナーの間でもインソールは気になる存在となりつつあるようだ。トレイルランナーたちの間での認識はインソールはアーチをサポートするということと、シューズの中で足が遊ばないことという点で優れていると思われているようだ。わたしも経験済みだが急な下りがあるとシューズの中で足は前の方にすべっていってしまってつま先が常にぶつかり、爪が死ぬ・・・。
インソールが自分の足裏の形状とあっていればそういうこともなくなると考えている人が多いみたい。

そして最近、アウトドアショップやスポーツ用品店でよくみかけるのがスーパーフィート。「プレミアムインソール」と呼ばれているもの。先日、カタログを頂戴してきた。読めばなるほどクツに入れたくなる。
スポーツ選手で愛用者も多いようだ。トレイルランナーの石川弘樹さんの名もあった。靴つくり仲間で利用している人もいるし、腰痛が治ったという話もきいたことがある。いろんなシリーズが揃っていてドレスシューズ用やハイヒール用もある。キッズ用もある。
パンフレットによるとやはり3つのアーチを支えることが特徴となっている。
アーチを直接圧迫せず、カカト部の頑丈なヒールカップにより、この3点アーチを維持しています
と赤字で書かれていた。疲れてくるとアーチが低くなってくるのを高い位置でキープし、足を疲れにくくしてくれるとのこと。
オモシロイなぁと思ったのはカスタムシリーズの成形のこと。
こちらのインソールも既製品の他に個人の足裏に合わせたカスタムがある。それはショップでお願いして成形してもらうようであるがこのときに無加重(宙に浮かせる)のニュートラルポジション成形なのだそうだ。←昨日の記事の「宙に浮くクツ」とは全く別の話・・・
椅子に座った状態で足を浮かせて裏の形状をとるみたい。そういえばディモコインソールでも無加重は大切と言っていたなぁ。わたしはこれまでクツは履いて立って歩くから加重の状態の方を重視していた。今後は無加重にも注目せねば。

様々なインソールがあるが、どれがいいとか悪いとか今のわたしには言うことはできない。でも入れないよりは入れた方がいいなら入れても良いのではと思う。トレイルランニングを始めて思ったのはいろんなサポートギアがあるのだなぁということ。テーピングのかわりになるタイツやリカバリーのために履くタイツ、汗冷えしないためのアンダーウェアや速乾性の高機能ウェア、エネルギー吸収の良い補給食、サプリメント、などなどあげればきりがないくらい。
何にもなくてももちろん走れるけどあればパフォーマンスが上がる。ならば利用しない手はない。そんな感じかな。

だから電子レンジやオーブンでカンタンにカスタムできるものとか取り入れやすいかも。ちなみにお値段は4~5千円程度がほとんどのよう。興味のある方はぜひ一度お試しください。そして感想などぜひお聞かせくださいね。



で、ここからが肝心なところ。
わたしが今、勉強中のディモコインソールですがまだまだ未熟者で皆さんに的確に説明はできないのですが、今思っていることをとりあえずここに書いておきます。
ディモコインソールももちろん3つのアーチを支えます。でもそれだけではなくて、個人の動きを見て、悪い動きをパッドを使うことによって良い動きに変えてゆく方法です。ある場所に入れたパッドを踏むことによって足の指の動きが変わったりするのです。単に支えてるだけという訳ではないという点で他のインソールとは違うのではないかなと考えています。自分が使ってみていいなと思えるものを皆さんに勧めたいと思います。

ということで今度の日曜はインソールとスポーツシューズについてお勉強してくる予定。
楽しみ〜。