こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

宙に浮くクツ

先日、奇妙なクツをみつけた。
ロンドンで活動する建築デザイナーがデザインしたというハイヒール。
一本のテープ状のものが足に絡み付くようなデザインで、足を支えるのはつま先とカカトだけでフマズ部分は宙に浮いたカタチになっている。
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履くと多分、こういう感じ。あんまり立体的に描けてませんが足にクルクルとリボンを巻き付けたような。
デザイナー氏は「なぜハイヒールのような靴に底面が必要なのか」と不思議に思ったことからこのクツを考案したのだそう。ハイヒールを履いた場合には足の中足骨とかかと部分に体重がかかっており、その中間である土踏まずの部分は歩く上ではそこまで重要ではないと考え、中足骨からかかとにかけては底面をあえて設けず、足で橋をかけるような構造にすれば、靴として成立するのではないかと思い至ったのだという。

でも、それ違いますからっ!!←声を大にして言います
土踏まず部分は接地していなくてもすごく重要な部分。むしろそこを支えなくてはいけないのです。

ここ大事ですから! 
クツの背骨。いわゆるシャンク。皆さんもこれ、覚えといてくださいネ。