こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

げんげんぼう

金沢から帰ってきました。今年は暖冬で雪が少なくあまり雪かきはしなくて済んだとのこと。
3月に入ってから寒さが続いていた関東だったのでむしろ金沢の方が暖かく感じたりもした。

さて、今回の帰省でもまた新しい発見がアリ!
近江町市場できいたことのない魚の名前に出会いました。
こっぺです。何これ?と思ったらえいひれのようでした。
そしてこちらがげんげんぼう!この画像では水魚と書かれてるけど他のお店では当たり前のようにげんげんぼうと書かれて売られてました。なんかヌルヌルした魚です。父の話によると「深海魚や」とのこと。「おつゆ(すまし汁)に入れるんやな」。しかし、サカイ家の食卓にはこの魚は登場したことはなく、わたしにとってははじめての魚でした。他にも魚には方言の名前がつけられていたり、ごりなんかも他の地域の人にはわからない魚ですよね。そういうのがいっぱいあって楽しかった。

物珍しくキョロキョロしてるとカニを乗せた台車が通り過ぎてゆきました。
『通らしてぇ〜、ハイ、通らしてぇ〜』と台車を引くオジサン。カニカニカニ
3月20日までは市場はとにかくカニが主役。

近江町市場へは子供の頃は定期的に車で買い出しに行っていたけれど近所のスーパーでも手軽にお魚が買えるようになり自然と足が遠のきました。なんとなく観光客のための場所?みたいなイメージを最近は持っていたのだけど、そんなことはなくれっきとした市民の台所でありました。野菜の種類も豊富だったし。
新しくなった近江町市場はこれからは日曜も営業だそうです。ぜひ訪れてみて下さいね。

それにしても参ってしまったのは金沢へ向かう列車が強風で運転見合わせになってしまったこと。糸魚川駅の先にある姫川陸橋、ここの風力計が25メートル以上になると信号が赤になってしまうらしく、糸魚川駅で足止め。それまで途中駅でも前を行く列車がここを進めないことでかなり待ち合わせがあり充分に遅れていたのに糸魚川駅ではなんと1時間待ち。時折、風が弱まるので「発車します」とアナウンスされるのだけど瞬間に風がまた強まり「見合わせます」とアナウンスが入る。一度などは発車してすぐに緊急停止。糸魚川駅のホームまで数十メートルバックするという場面も。列車が長い距離をバックするのは面白い体験でした。今回得た教訓。「風は1時間待てば弱まる」
大雪などはどうしようもないけど風は待てば弱まるものですね。
翌日の新聞記事によるとかなりの本数の列車が遅延、運休になったようで最大の遅れをだしたのが"はくたか4号"の145分遅れ。わたしの乗っていた列車でした・・・特急券を払い戻してもらったのも初めての経験でした。