こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

スイートリトルライズ  小説編

先日、金沢へ向かう上越新幹線ほくほく線の中で『スイートリトルライズ 』読了。
聡は瑠璃子の二歳下だったとか、いろいろ映画ではわからなかったことが小説で解明する。
二人の出会いや聡の育った家庭環境を読んでやっと合点がいった。

映画ではそもそもなぜこの二人は結婚したのか?というのが大いなる疑問だったりしたのだ。
そして瑠璃子の数少ない友人のひとり、イギリスに住むアナベルが映画に登場しなかったのが不満でもある。
小説ではスキーだったのが映画ではダイビングに代わってたのも、どうなんでしょう。

と映画と小説を対比させながら読み進むのも楽しかった。
映画って必ずしも原作に忠実でなくてもいいわけで、わたしがとやかく言う筋合いのものでは全くないが、この作品に関しては小説の方が良かったなぁ。っていうか、江國作品の中でこれは好きな方の部類に入る。しかも上位にランキング。
もちろん、映画も良かったです。
それに、自宅で制作、仕事をする子供のいない奥さんの生活に共感。作業の合間に豚のあばら肉を煮たりするところ、それからちょっぴり孤独なところetc・・・。読んでるうちに列車は糸魚川を過ぎ、日本海が見えてくる。
海側の席は"D"席。
海の家じゃなくて"浜茶屋(はまじゃや)"が並ぶのも見える。
富山を過ぎたあたりで読み終えました。金沢まではあと40分というところ・・・。

ところで、スイートリトルライズのせいで最近、テディベアが気になる、気になる。なぁんて思っていたらzukkeさんがこの週末のテディベアコンベンションのお知らせをくださいました。たくさんのテディベアが集まるそうです。
ワークショップではスイートリトルライズのベアつくりもあるそうです→
わたしはモールベアのワークショップを予約しました!!体長3センチくらいのモールでつくるベア!
楽しみです。