こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

渋滞に救われた

レースから一夜明けて、全く使いものにならなくなっているわたしの膝です。ロボット歩きです。
階段降りられません。明日スポーツ整形の再診ですがきっと先生に呆れられることでしょう。

さて、なぜ完走できたのか?ということについて考えてみました。
思うにロードレースなら多分、出場もできなかったはず。
だけどトレランなら必ず「歩き」があるのでなんとかなったのです。
そしてありがたかったのが「渋滞」↓(ぞろぞろ一列で歩いてます)トレイルレースにつきものの渋滞。スタートは一斉でもトレイルに入るとシングルトラックになるので大抵渋滞してしまうものらしい。富士山麓トレランのときは時間差のウェーブスタートだったので渋滞はなかったがこの陣馬山では一斉スタート。なので記録を狙うランナーは前方に位置を陣取り、スタートダッシュするものらしい。
そんな方々からは遥か後方のわたしのまわりはのんびりムード。トレイルに入った途端に渋滞です。でも完全に止まってしまうのではなく、ハイキングのように歩くペース。下は崖なので無理な追い越しを試みるランナーもほとんどいず、黙々と進みます。これがかなりいい休憩になりました。速い人も遅い人もみんな同じスピードで歩き続けるのみ。やがて流れが速くなり少しずつ駆け出すようになったのでした。この緩いペースのおかげで救われました。
やっぱりまわりがガンガンに走っているのに自分だけ歩きって精神的にへこむと思われます。それがなかったのが「イケルかも?」と思わせてくれたのだと思う。
後方スタートだったのでまわりは似たような走力の人たちでガツガツしてなかったのも良かったなぁ。
後半の7キロ近く続くロードの登りもトップの方のランナーさんたちはみんな走っていたらしいけど、わたしのまわりの人たちは「どうして?」と思うくらい走っておらず、歩いてた。傾斜が緩やかなところではわたしは少し走ってみました。そうすると結構抜くことができたりしてうれしい気分にもなれた。(でも歩いてるとまた抜き返されたりしましたが)早歩きでリズムを保って進むと歩いている人を抜くこともできたので早歩き戦法でほとんど進みました。これってロードレースではありえない。でもこれがトレランなんですね。
腸脛靭帯炎的には登りの方が痛みが少ないのでどちらかと言えば登りで頑張ったレースでした。
そして下りは衝撃がきてしまうので小刻みなピッチ走法で。トレラン雑誌に載っていた坂の傾斜に対して体が垂直になるように前傾姿勢で・・と忍者走りでした。←はたから見ると相当変だったと思うけど本人は真剣
一ヶ月近くまともに走れていない練習不足の状態だったけど、直前の山練で登りを歩いたことや江の島の坂や階段を昇り降りして散歩していたこと、ここのところ普段の生活でなるべくエレベーターを使わず階段を利用していたことなども役に立っていたと思う。

とはいえ、体力は充分有り余っているのに最後は痛くて走れない状態だったのでやっぱ悔しいです。
富士山麓のときは痛くなかったのに体力が残ってなくてダメだったし・・・なかなか思うような走りがレースではできないものなんですね。
この悔しさをバネに今度は鎌倉アルプストレイルラン(2009/2/22)にチャレンジするぞう。

と、それまでに治療ですね。

山頂付近の紅葉、きれいでした