こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

青いクラゲを追いかけて

『青いクラゲを追いかけて』を一気読み。盛口満さんは『僕らが死体を拾うわけ』を読んで以来の大ファンのわたし。この本でも子供たちと一緒にいろんなものを拾い集めている。(現在、彼は沖縄の個性的な学校の先生である)海岸に打ち上げられたものをよーく考察することからいろんなことが見えてくる。最初はよくわからないことでもそのうち何かと何かがつながったりすることもある。
生物学ってそういうところがおもしろいなって思う。
例えば沖縄の人工ビーチで拾った深い海に住む貝。落ちているはずのないところに落ちていたのはなぜか?それは沖合の海底の砂を海岸にまいたから。沖縄では工事用に那覇沖の無人島近くの海底の砂を採取しているらしい。だから人工ビーチで珍しい貝がみつかったりするのである。

盛口先生は子供のころから拾って集めるのが大好き。そしてその大好きを大人になってからも持ち続けている人。こんな先生に教わったコドモは幸せだろうなぁ。
「これ何だろう?」「どうしてなんだろう?」という疑問は大切にしたいものです。そのときはわからなくてもあとからひらめいたりするものだから。


先週のビーチラン中に拾った貝がら
名前は今はわからないけどいつかわかるかも
そう思って漂流物コレクションに加えました


ところで今週来週は正念場のこびとく。
うつつを抜かさずやりませう。