こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

甲浅

昨年に作った甲浅の製甲の変化系をつくる。絶対、浅過ぎてやり直しになると思っていたら大丈夫だったらしく、デザイン素材違いで新たにオーダーがきたのだ。今度はワニの型押しに金具付き。シンプルなスリッポン。
ほとんど前回と同じ紙型でできた。
紳士用のオペラパンプスという感じ。

個人的にはこの感じはニガテなのだけど、こういうのが好きっていう人もいる。

いろいろだ。ほんとに。

そして「履きやすい」の感じ方もいろいろ。締め付けられるくらいがちょうどいい人、ぴったりが心地いい人、余裕がなきゃダメな人。
一体、履きやすい靴って何だろう?
それを探す旅に出たわたしはもう15年以上もどこにもたどり着かず、放浪を続けているのかな。陸地が見えた〜と思うとそれは蜃気楼のように消えてしまうのだ。