こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

春雨サラダ

春雨サラダを作った。
春雨サラダといえば中華風の酸っぱいドレッシングで和えたものを思い浮かべるかもしれないけど、そうではなくて、マヨネーズで和えたものだ。
薄切りしたきゅうりと短冊に切ったハムと春雨をマヨネーズで和えるシンプルな春雨サラダ。


このサラダはとあるお店の春雨サラダをマネしたものなのである。今から15年程前に通っていた乃木坂にある「あや」という小料理屋さんのものである。女性が二人で切り盛りするお店はカウンター席とテーブル席がふたつかみっつ(いや一つだったかも)の小さな小料理屋さんで、カウンターの上には大皿に盛られた惣菜が並び、注文するとそれらを皿に取り分けて出してくれる。メニューはめざしに卵焼き、なすの田楽みそ、肉じゃがなど一人暮らしにうれしいおふくろの味であった。その中に春雨サラダがあった。具は春雨ときゅうりとハム。それらをただマヨネーズで和えただけにみえるのにどうして?と思うくらいにおいしいのだった。特徴といえば黒コショウが多めにきいていることくらいで何の変哲もないようなのだが、ともかく気に入ってしまいいつもオーダーしていたのだった。当時のアルバイト先の近くにあったので職場の人たちと行くことも多かったけれど、夜遅くひとりで行ける貴重なお店のひとつだった。今ではすっかり足が遠のいてしまったけれど、まだあるのかなぁ。

お店には行かなくなったけれど、春雨サラダ研究は続いている。何度も何度も作るけれどなかなか「あや」の味にはならない。今夜もコショウが効き過ぎの春雨サラダになってしまった。
あの頃にレシピをきいておけばよかったと後悔している。
そしてもうひとつきいておけばよかったと思うこと、それは・・・
どちらが「あや」さんだったのでしょう??
姉妹のようにもみえなくもなかったお二人。「あや」はお母さんの名前だったのでしょうか?