こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

新年会

昨日は江の島の人気店とびっちょでモゲワークショップOB湘南組の新年会だった。春の陽気の中、いそいそと出掛けた。現地集合だったのだけどお店の二階に上がって、靴を脱いでげた箱にしまおうとしたら、何やら味のある靴が数足・・・。先に到着していたつくり手の方々の靴、ひとめでわかりますとも!その隣にわたしの靴も置いて、次に来る人の顏を思い浮かべ楽しい気分になる。

とびっちょさんはしらす料理の有名店でいつもお店の前には行列。お店の前の海鮮丼の見本はどれもすごいボリュームなのは確認済みだったのだけど本物もすごいボリュームだった。この時期はしらす禁漁で解凍ものとなるのでかき揚げ丼を頼んだら、あまりに巨大なかき揚げで驚いてしまった。結局、完食できず・・・。
話題はもちろん手づくり靴についてのコトだけど靴をつくる技法の話ではなく、より良く生きる技術の話。このことはモゲさんのブログで繰り返し語られている。いつもブログを拝読させていただいてるけどやはり生のモゲさんの話をきくと、深く考えさせられる。そしてとどまることを知らないモゲさんのパワーにはいつも驚かされているのだ。みんなが自分の靴を自分で作るようになったら・・・という話になった。それが一番ですね。

わたしは靴つくりと料理をいつも重ねる。
特別な技術ではなくて誰にでもできること。自分でも作れるけどひとの作ったものを試したいと思うこともあるだろうし、簡単なのは自分で作るけど複雑なのはプロにまかせるとか。やっぱりお母さんの作るのが一番だねとか。でもやっぱり、ちょっと頼みたいっていうときに思い出してもらえるくつ屋だったらいいな。

雇われずに一生続けることができる靴つくりの技術について考えた一日だった。


モゲさんにもらったグリーンのワニバッチ
アオゲラのバッチとともにいつもココにあります
出掛けるときはいつも一緒。