こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

映画・博士の愛した数式

映画「博士の愛した数式」を観てきました。
小説も良かったけど映画も良かった。小説と映画は少し内容が違うんですね。
限り無く近いでも別の作品という感じ。

映画では、10才のルートくんが成長して大人になった役を吉岡秀隆くんが演じていて、数学教師の彼が授業で数式の話をしながら自分の子供の頃の話をするという設定になっており、小説以上に数式のことをわかりやすく説明してくれるのだ。
数学というのは「数」の学問だったのね。と初めて気付いた。
数字に「友愛数」だとか「完全数」だとかそんな情緒的な名がついていたなんて・・・。
永遠に続いてゆく未知なる円周率πをただ「3」と教える今の教育ってどうなんだろうなぁ。

各所にメモしたくなるような名セリフがあります。数学が苦手と思っていた文学少年少女(元も含む)にぜひ観ていただきたい映画です。ラストにオチがある訳ではなく淡々と穏やかに流れてゆくそんな映画です。キャスティングもいいなぁと思ったけど義姉役の朝丘ルリ子さんだけ妙に重くて何だか最後までよくわからなかったなぁ。
「3丁目の夕日」も観にゆきたいなと思います。

さっ、そこのアナタ、小説を読んでから観に行きますか?それとも観てから読みますか?
こびとくは読んでから観て、観終わってから再び読みたいとそう思いましたヨ。

靴のサイズを訊ね、「実に潔い数字だ」と答えるのマネしたいです。



前売り券を買ったら、オマケに付箋紙をくれました
博士が背広に付けてたようにあちこちに貼付けましょう
「ぼくの記憶は80分しかもたない」と書いてあります。