こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

スイートリトルライズ

久しぶりの映画館へ。江國香織さん原作の『スイートリトルライズ』
中谷美紀さん演じる瑠璃子はテディベア作家。結婚3年目。無機質でちょっと不思議ちゃん?
美人すぎるからなのか夫の大森南朋さん(サトシ)は家ではいつもなんとなく緊張している感じ。瑠璃子のテディベアの個展にも「ああいった世界はわからなくて」と顔出したことがない。自室にこもってテレビゲームに興じる日々。それを同じ家の中からケータイで呼び出す瑠璃子。突然、「この家には恋が足りないと思うの・・」と言い出す始末。

果たしてうちの中に"恋"が存在するお宅なんてあるんだろうか??? とドン引きするロマンチックから程遠いこびとくでした。

で、ひとことでいうとW不倫の映画なのですが、それだけじゃないんですね。
つっこみどころは満載ですが(なぜ最後の方に螺旋階段が出てくるのか? 犬の亡がらと一緒に穴になぜ入る?などなど)夫婦が住んでいる古いアパート(マンション?)のインテリアもいいし、自宅で集中してテディベアの制作をする瑠璃子の姿とか良かった。中谷美紀さんってほんとにきれい。色が白くて髪が長くてフワフワで江國香織さんの小説にまさしく出て来そうな女性。ちょっと浮き世離れしてて、お風呂に長い時間つかりながら本を読んでいるようなイメージにぴったり。
ガラス越しの風景がいっぱいでてくるのも良かった。窓ガラスで守られてる安心感みたいなのってあるよね。
エンディングで流れてくるスガシカオさんの曲がなんか合ってないなーと感じた。もう少し静かな感じで終わって欲しかったのだけどなぁ。
一応、ハッピーエンドみたいです。
少し合点がいかないところもあるので原作も読んでみるつもり。


ゴーヤー1号生育中!
まだ7センチくらいです