こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

ワンパターン朝ごはんのススメ

昨日、ふとしたところでみつけたコラム、「ワンパターン朝ごはんのススメ」。
ヨーロッパでは朝に火を使う料理が並ばない国も多いという。たいていが驚くほど簡単なワンパターン。でも冷蔵庫や食品庫から出してくるだけなら、家族のだれでも準備ができる。忙しく働きまわるだれかがいるより食卓に座ってにこにこしているだれかいる方がいい。
朝ごはんは簡単なワンパターンに決めて、その分ゆっくりと食事をとり笑顔で会話してみませんか?
栄養価や献立も大事だけど割り切ることで得られる食卓に幸せもあるんじゃないかな?というもの。

これに大きくうなづく。実は我が家はワンパターン朝食なのである。買いだめしたベーグル。これから冷凍庫へ。

毎朝、ベーグルサンド
先に起きた相方がベーグルを半分にカットして焼いてくれます。そしてコーヒーを入れるのが彼の役割。
ベーグルが焼けたことを知らせるトースターのピーッという音がわたしの目覚まし。この音が鳴ると起き出します。バターを塗ってレタスとハムとチーズを挟むのがわたしの役割。5分で出来上がる朝ごはんです。まさしく家族のだれでもが準備できる朝ごはん

こんなじゃダメかなぁと思って"脱・ワンパターン"をしようとしてました。朝ごはんレシピ本をあれこれ見ては「やっぱ朝ごはんって大事だよなー」と思ったり。
だけど・・・・。

今読んでいる五木寛之さんのエッセイの中にもワンパターン朝ごはんを後押しするようなエピソードがありました。
五木さんは午前中は寝ているのが常で朝ごはんというものがありえないという生活らしいのですが、長生きした人の充実した朝ごはんが紹介されているのを見て、若干反省します。しかし、また別なときに90代のご婦人のトーストと紅茶だけというシンプルな朝食を知り、「人それぞれ」だと思うわけです。朝ごはんを食べない家の子は非行に走りやすいなどと言われたりもするけれど・・・。
『人間はひとりひとり違う。人間は人間一般であると同時に個的な存在である。この二つの兼ね合いのはざまに生きている。そこがむずかしい。』と書いておられます。

ワンパターンの言い訳が飛躍してしまったけど、
奥様!お母様!いいんですのよ。ワンパターンで。
でもほんとはこういう朝食がいいな→simply breakfast

↓この本をお手本にしようと思ったけど挫折

五木さんのエッセイについてはまた後日↑