こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

西の魔女の家

林の中の小道を進むとそれは建っていました
見覚えのある門柱、石ころを敷き詰めたアプローチ

サンルームの入り口にはハーブが咲き乱れ
「まい!」と呼ぶおばあちゃんの声が聴こえてきそう


何十年もここで暮らしている人の気配を感じられます


軽井沢在住のお友達と清里駅で待ち合わせをして映画「西の魔女が死んだ」のロケ地に行ってきました。
イギリス人のおばあちゃんのこと考慮しておじいちゃんが使いやすいように考えて建てた、そんな感じの洋風とも和風ともましてや和洋折衷ともまた違うようなそれはまさしく「おばあちゃんの家」でした。最近わたしたちが目にするのは敷地ぎりぎりまで目一杯土地を利用して建てた家ばかり。ひとつのお屋敷跡をいくつもに分割してこれでもかっ!という具合に建てた仰々しい家。
そういう家とは考え方の全く異なる、全然違う次元の家。デッキから見下ろす場所にはハーブ、小道の先には畑、その脇のケモノ道の先に鶏小屋、家のまわりは少し切り開いて雑草と花。家というのは建物だけじゃなくてそのまわりが大切なのだと感じます。
暮らすということはこういうことなんだ・・・
わたしも魔女修行しなくちゃ!

それにしても映画の美術スタッフの方の仕事ってすごい。エイジングと呼ばれる新しいものを古く見せる技術というものを目の当たりにしてため息なのでした。アンチエイジングばっかり気にしてちゃダメですよね)