こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

見た、切った、貼った

東京ステーションギャラリーで開催中の『宮脇綾子の芸術』へ。

www.ejrcf.or.jp

先月末、『日曜美術館』で紹介されているのも観ました。

www.nhk.jp

40歳で創作を始めたというアプリケ作品の数々。

モチーフは野菜や魚など台所で目にする身近なものがほとんどでとても親しみやすいからか館内はシニアの女性で溢れんばかりです。

わたしは鳥がモチーフの作品に立ち止まってしまう。

スズメ、トビ、そしてカモは表と裏。

"ひなげし”と”アネモネ”が美しかった。

江戸時代の縮緬や絞りを利用した”熱帯魚”がすごく良い!

布の柄や質感を上手く取り入れている。

色や柄でいうととりわけ”パイナップル”が素晴らしかった。

どれかを選んで持って帰ってよいと言われたら"ガラスの中の椿"を選ぼうと思った。

ヒモで輪郭を取ればそれは透明なガラスを表現できる。そんなことにハッとしてしまう。

そして”つらら”のスケッチ。

 

とにかく基本はスケッチすることなのだ。よく観察すること。

そして切って、貼る、縫う。

素材となる"ボロ"は捨てちゃダメ。

 

うちにも革の端切れがゴマンとあって、かれこれ数ヶ月は切って、貼って、縫うなどしているのだが。。。

見ることを忘れていた気がする。

スケッチだいじ。

 

今週末までなので混雑は覚悟でぜひ。