こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

海街diary

漫画の方を四巻まで(全六巻)読んだところで海街diaryを観に行きました。
四姉妹の家はどこにあるんだろうと思っていたらやっぱり極楽寺
絵になる鎌倉らしい風情って、もはや極楽寺くらいしかないのかもしれない。
赤い橋やみんなに愛されてるお堂、切り通しの坂、御霊神社、そしてあじさい。スクリーンに映し出される度にドキンとときめきます。
江の島のあの食堂も!!腰越漁港も金子しらすも!そして藤沢の老舗スポーツ店!!!
すずちゃんとシャチ姉が登る山道。あ、あそこはもしかして・・・
そう、衣張山でした。(トレイルの入り口でピンときた)
原作の漫画の方はもっともっと鎌倉の風景がたくさん描かれていますが映画でも鎌倉の海や山が登場してよかったです。
幸、佳乃、千佳、すず、配役もピッタリ。
長澤まさみさんのよっちゃんはこれまでの彼女のどの役柄よりもよかったなー。
すずちゃんの存在感はすごくてこの映画はもう、彼女のためのものでしかないのだけどでも地味ながらも夏帆さんのチカちゃんがわたしには一番好感が持てました。
原作コミックを途中までとはいえ読んでいたので、例えばスポーツMAXの店長が山の写真をジーッと眺める理由がわかったり、よっちゃんの歳下の彼が信金の窓口にきた理由もわかるけど、読んでいなければしっくりこなかったかもしれません。読んでてヨカッタ。
全てが原作に忠実ではないし、スポットの当て方も原作コミックと映画では違うけど、それでもちゃんと原作の世界を映像で再現してくれていてじーんときます。
それほど泣く映画ではないけど、おばあちゃんのカレーとエンゼルケアのところでやっぱり涙。(コミックでも同じとこでなぜか号泣)自分の体験と重なってしまったから。

あー、それにしてもこれでまた、ロケ地巡りなひとたちで混み合うんでしょうね@極楽寺
最後から二番目の恋』で仙元山からの風景が有名になったけど次は衣張山からの眺めがブームになりそう。そして続編もあるような予感がしています。

何度つくってもおばあちゃんのあの味は再現できず・・・
もう一度食べたいおばあちゃんのコロッケ。