こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

蝶ヶ岳その2

2日目。5時半朝食。残念ながら雨やまず・・
レインウェア上下を着込み出発。横尾まではハイキング、横尾からが登山。この世とあの世の境界線のような場所がココ。
ほとんどの人が横尾大橋(涸沢)の方へ向かう。わたしたちは蝶ヶ岳はどこだ??と慌てて地図を広げるww
蝶ヶ岳への登山口は槍ヶ岳方面に向かってすぐに分岐する。

登り始めてほどなく暑くてレインウェアは上下とも脱いでしまう。割と急登が続くのだ。
槍見台では全てが雲の中・・・残念。ここから槍ヶ岳が見たかった。
コマドリとメボソムシクイの声にルリビタキの声が時折重なる。天気がよくなくても鳥の声が聞こえればテンションあがります。

ゴゼンタチバナが登山道にたくさん咲いていた。(花の名前はほとんどは撮影時わからず、あとから調べた)

ザックは6キロ未満の重さ、ハセツネ装備より少し重いくらい。ゆっくり登る分には苦にはならなかった。夏場の小屋泊ならこのくらいなんだなぁと思う。
今回の山行は当初は単独での計画をしていて、北アルプスデビューにふさわしく危険箇所のない無理のないコースをと選んだ。地図の歩行タイムの9割くらいで計算し帰りのバスに間に合うようだったので決定。
しかし単独は少し心細いこともあってラン友Kさんを誘ったら同行OKだったので二人旅となった
そしてやっぱりひとりじゃなくて良かったと思うシーンが多々あり。

それほど休憩をとらずに登ったので思ったより早く稜線に出た。(歩行タイムの0.7くらい)予想通り強風。風速10mくらいか?もう一度レインウェアを着る。
蝶槍方向は何も見えない・・・。これでは穂高連峰の眺望どころか進む道も見えないので蝶槍はあきらめ蝶ヶ岳山頂を目指していくことにした。

しかし、そちらも・・・

たまに霧が晴れるとくっきりして「おー!」と歓声。
でもまた霧につつまれて真っ白になるというのを繰り返す。

途中の高山植物に大興奮
写真撮りまくりでここはコースタイムより時間がかかった。

そして"瞑想の丘"という展望台に到着。確かに心の目でまわりの山を見るという意味では瞑想の丘だった。(とにかく真っ白)
この目と鼻の先に蝶ヶ岳ヒュッテがあったのだが霧で全く見えず、知らずに近づいて行ったらいきなり建物が目の前にドーンと霧の中から現れてびっくりだった。

時間にはたっぷり余裕があったのでヒュッテでコーヒータイム。
カップもかわいくてそしてウワサの蝶形のバッジをget。
お花と蝶、蝶ヶ岳は女子力アップできそうなお山かもしれません(たぶん、違う)
つづく・・