こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

再び七面山へ(前編)

再び七面山へやって参りました
今回は走らず歩きます
一丁目から五十丁目まで登れば敬慎院
この日はこちらに参籠します

途中からは積雪あり
二十三丁目、中通坊が天地の境といった感じ

幽玄という言葉が浮かびます
前回のときのような眺望はないけれどこの感じもなかなか良い

四十六丁目に忽然と現れる和光門 あと一息
道中、積雪はあれど丁寧に雪かきをして頂いてあるので安心して登れます

ちょうど3時間ほどで五十丁目敬慎院に到着
お坊さまたちが温かく迎えてくださいます
案内されたお部屋は大きなストーブが焚かれポカポカ
すぐにお風呂にも入れました(アッチチの一番風呂でした)

夕食は5時から
お酒も一緒に出てきたのには少々驚きでした
消灯は9時 何人も一緒に寝られる長い布団に湯たんぽ


テレビもネットも繋がらない下界と切り離された夜。
午後6時半から七面大明神さまの御開帳式、7時から夕のおつとめ。
本堂は寒く、正座もきつかったけれど、当たり前の有り難さ、ありがたい=有ることが難しいということについて考えさせられました。
あれほど寒いのに微動だにしないお坊さま方。
建物は古いけれど隅々まで掃き清められ、どこもかしも清々しく気持ちよかった。
短い時間ですがそういう場所に身も心も置けたことが良かったです。

『修行走』というトレイルランレースがきっかけで知ることになった身延山、七面山ですがレースや試走ではなく、もっとゆっくり訪れたいと思っていました。その念願叶って今回の山行となりました。
きっかけにもなったトレイルモンク、小松さんのインタビュー記事もぜひご一読いただければと→
後編に続きます。