こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

発熱

ちょっと前は昔遊んだおもちゃで再び遊ぶようになったりして、すごく元気だったゆっきんさん。
それが今週月曜あたりからおとなしくなった。
カゴの中や毛布の中に潜り込んだきり、出て来ない。一日中寝ている。
月曜の夜は「今日はゆっきん静かだねぇ」ですませていたが、火曜も一日そんな調子。水もあんまり飲まないし、ごはんもほとんど食べない。また膀胱炎か?(昨年5月、一昨年3月に発症)と思い、シッコをチェックしてみるがそれは正常だった。
ただ土曜にをしたきり便秘状態にはなっていた。シッコ日記によるとは二日に一度か毎日、シッコは一日4〜5回というのが平常である。げーっも2週間に1回程度。
体重は3.1キロ。良好のはずだった。

水曜になってもあまり変化がみられなかったので、かかりつけの獣医さんに電話で相談。その日の診療時間終了後に往診していただくことになった。
夜8時少し前に獣医さん到着。高齢だし、二年前の検査では腎不全のはじまりを示す数値が出ていたということで腎不全の進行が今回の症状の原因だと先生も思っていたそうなのだが・・・。
お熱を測ってみると40度あった。
通常、猫の平熱は人間より高く38〜38.5度くらい。老齢になるほど下がる傾向にあるのでゆっきんにとって40度というのはかなりの高熱。膀胱炎では熱が上がることはないそうで、腎不全でもそれほど高熱になることはないそう。
よって、この不調の原因は腎不全ではなく、高熱のためではないかということだった。
それをきいてちょっとホッとした。腎不全がかなり進行した場合は残りの寿命がそれほどないときいていたから。
そうじゃないなら、熱がさがれば元気になるはず。
熱が出た原因までは特定に至らず。何かの感染症か?

とにかく脱水状態なのはまちがいないので(そのために便秘)皮下注射で点滴をしてもらう。
熱を下げる為に抗生剤を筋肉注射。
ビタミンB群も筋肉注射。これは貧血対策のためだったかな。ビタミンB16などを投与した。
点滴投与後は全体的にプクーッとふくらんで毛並みがよくなったゆっきん。右肩部分に集中的に薬剤が注入されたため、右肩が盛り上がり、肩をいからせて歩いているのが笑えた。本人はいたって真面目なのだが。

毛がアルマジロのようにぞわぞわになるのは脱水が原因なんだな。
点滴の威力で一瞬のうちに毛並みがよくなったのには驚いた。
お腹を触った先生がはまだ溜まってないなぁとおっしゃっていた。まだしばらく出なくても心配ないそう。
秋(10月)の長寿表彰、また受けましょうねというありがたい言葉を残して先生はお帰りになった。

翌早朝、ゆっきんのワォンワォン言うわめきで起こされる。これまで「勘弁してくれー」と思っていたが久々のいつものわめきに嬉しくなる。ゆっきん、ちょっと復活。
触るとなるほど熱は下がったみたい。ここ数日は確かに抱くと熱い感じはしていた。なんとなくだけど。
まだ完全には食欲も復活していない。もまだ出ない。歩くのもゆーっくりで動きは緩慢。
あいかわらず寝ている時間がほとんど。

でも、こうやってブログをかいていると傍らに座っていたり、朝起きると先に起きていたり、あの全く起きて来なかった数日に比べれば元気になったと言える。
そして何より、あのうるさい「わめき」が復活しつつある。

老猫の「わめき」「夜鳴き」は元気な証拠なんだな。
猫の厄年は14歳、17歳であるが、19歳もまた厄年なんだろう。
雪、今月末に19歳になります!