こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

円満退社

ちょっと久しぶりの本の話題。
最近おもしろい本に出会ってないからなー。
江上剛さんの『円満退社』。おすすめ本ではないのだけどTVの2時間ドラマを観ているよりかはおもしろいと思います。

退職金で人生をやり直す!という銀行支店長の定年退職を迎えるその当日の話がひとつの小説になっているので、目次をみると午前7時30分、午前8時30分・・・と午後6時30分まで刻まれている。
銀行員ってこうなの?サラリーマンってこんななの?という気持ちになる。
問題は全て先送り。ただノルマをこなすとか退職金をあてにするとか、なんかなぁ・・・なのである。
金融関係のことは何にもわからないけど、まぁ、金融関係のお仕事に就かなくてよかったな。と思う。
サラリーマンは落ち度を少なくしたものが最後に笑う。問題を起こしそうなことはほじくり出さないほうがいい。と文中にある。サラリーマンってボーナスもあって有休もあっておまけに退職金もあってうらやましいなって思ってたけど、やっぱサラリーマンじゃなくていいや・・・と思いました。