こびとく日誌

クツをつくりながら考えたこと。晴耕雨読な日々のこと。

北岳に来ただけ・その3

翌朝は2時台から周りの物音で目覚める。

アラームは4時にセットしていたが寝ていられなくてその前には起きる。

準備して4:20山頂に向かってスタート。テントはそのまま置いて身軽に。

 

ヘッデン付けてたけど、ほどなく明るくなってきた。

 

振り返って肩の小屋、その後方に甲斐駒ヶ岳。雲海から顔を出しているのが鳳凰三山かな?

 

登り切ったところが山頂なのかと思いきや、一旦下って登り返したところが山頂。

マーキングを辿って進む。

高所恐怖症のわたしですが、それほど怖くはなかった。でもルート取りのセンスがないからどう登っていいか、降りていいか悩むときもあり。

ポールは使わず、手を使って登る。

テント泊荷物を背負って山頂まで行く自信なし。(アタックザックで登りました)

白峰三山縦走とか憧れるけど10キロ背負っては無理だろなぁ。

 

そしてついに山頂へ!

標識の後ろに影富士が写っているのわかります?

日本の山2位から日本の山1位を見る。

『2位じゃダメなんですか?』って言葉が浮かんでしまうw

左端は影富士、雲海から出てるのが中央アルプスかしら?

この時、仙丈ヶ岳をチェックするのを忘れて激しく後悔。

まだまだ山の名前に詳しくないです。

山頂に咲いていたタカネビランジ。

長くなるから花と鳥は別記事にしますね。

 

この日は風がなく、山頂もたいして寒くなく。

3000m以上のところにいるんだ!と思うと感動。

衣食住を背負ってきたと思うとなおさら感動。

 

登頂して感動してたけど、無事下山するまでが登山。

このあと広河原まで長い下りがあります。荷物は少し軽くなったけどまだまだ重い。

テントを撤収してザックに詰め込むとやはり、来たときより嵩張る荷物になってます。

パッキングむずい。

前日に来た道を戻るだけなので一枚も写真を撮らずに下山。

途中の沢で顔を洗いたいところだが、ザックを背負ったまま屈めずスルー。

ザックを下ろすと背負うのが大変だから下ろしたくない。歩荷さんの休憩のように荷物を支える棒みたいのがあるといいのかもしれない。

去年は白根御池からの下山で元気だったけれど、今回は早朝に山頂に行ってからの下山で最後はクタクタに。

しかも暑いのよ〜

この世とあの世の境界線の吊り橋を渡れば現世に。

 

急げば12時のバスに乗れそうだったけど、敢えて急がず。

14時のバスまでたっぷり時間があったのでバス停に並ぶのは一番を取りました。

ザックで順番取りして10分800円のシャワーを浴びてスッキリ。

おつかれ山!

お冷をいくらでも注いでいただけてありがたかった。

 

YAMAPのコースタイム×1.1倍+休憩時間で計画してほぼその通りで完歩。

わたしの場合は登りは巻けても、下りが結構遅くなるのでこのくらいがちょうどいいです。

 

無事下山したけど次回につづく。